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NEXT 【完結】
第2章 遭遇
運ばれてきた、マルゲリータをほおばりながら有希子が聞いてくる。

「で、住んでるのはどんな人なの?」

「たぶん、学生。K大学の」

「イケメン?」

「千夏ー」

「いいでしょ」

稜は、随分以前に見かけた701号室の住人を思い出す

「どーだったかな。覚えないから大したことナイと思う。
茶髪でー、黒縁のメガネかけててー、ぼーっとしたカンジ。
背もそんなに高くなかったよーな。千夏ぐらい?」

「私ぐらい?それって男子的には低くない?」

千夏は165センチあるかないか。
すらりと伸びた手足でもう少し背が高く感じる。

「何で学生ってわかんの?しかもK大学のって」

「この春に、引越しの挨拶来た時、
K大学の紙袋持ってた気がする」

「じゃ、1年生かー。大学デビューで初彼女でウカレてー、ってカンジかな」
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