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第73章 正式に同棲開始
「そうなの?」

注文が多い時は別として、ピザは焼いた羚汰がお客さまに運んでいる。

爽やかな笑顔を振りまきながらテーブルに運ぶ羚汰に、時折黄色い歓声があがっていた。

何を話しているのか、時折テーブルで捕まっていることもある。

そんな羚汰が眩しく、わずかに嫉妬を覚えた。


肘をついていた羚汰が完全に体を起こし、稜の体を抱きしめる。

「俺もずっと稜のこと見てたよ」

「!そうなの?」

「うん。てゆーか、お店に入って来た時、俺挨拶したのに、無視したじゃん!」

思い出して羚汰がぶつぶつ怒り出した。

稜は、もし羚汰が居たらと恥ずかしくて、足早に奥のテーブルに進んだ。

あの時、羚汰が入口にさほど近いピザ窯の所にいたのだ。
そんな気はしていたが、挨拶してくれていたのは、知らなかった。

「...ごめんね?」

むくれている羚汰の顔をのぞき込む。

「じゃあー。服、脱がせて」

キスをちゅっと音を立ててしてから、羚汰が少し体を離す。

小さなボタンが並んだ、淡いグリーン色の七分袖シャツを着ていて。

キスを交わしながら、そのボタンを外してゆく。

「ん...脱がせにくいよ」

「いいの。ゆっくりで」

羚汰の指がまた体を滑らかに這って、稜はその柔らかな愛撫に体を震わせる。
同じく柔らかく触れる舌先が、これから先を求めて稜を急かせる。

ボタンを外し終わり、腕も抜き取る。
下に着ていたタンクもゆっくりと脱がせると、上半身裸となって、2人はまた互いを抱きしめ今まで以上に舌を絡める。

「はぁ...。店で会えて嬉しかったけど、ずっとこうしたくてウズウズしてた」

そう言って、大きく口を被せて深く侵入した舌を踊らせる。

「んふ...んっ」

体がぐるりと反転し、稜の体がベッドに寝かされる。

羚汰がカチャカチャとベルトを外して、綿パンを脱ぎ捨てて、稜の体にのしかかる。

下着姿となった2人は、それまで以上にきつく抱き合って、肌を触れ合わせながらキスを繰り返す。

「私も...羚汰に触れて欲しかった」

なんとかキスの合間にそう伝えると、羚汰の顔が花開いたかのように嬉しそうな顔をして、また舌が絡めとられる。

「ふっ。...今朝以上に、離してあげれないかも」

「ん...離さないで」

見つめ合って何度も何度もキスをした。







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