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第73章 正式に同棲開始
「りょ...たぁっ、ああっ、も、もう」

名前を呼ばれて、苦しそうな表情の中にも笑顔が見える羚汰の顔が近づいてくる。

「ん...俺も」

ぎゅうっと抱きしめられて、稜も力を込めて抱きしめ返す。

稜のナカがうねり奥に誘う動きを繰り返し、その力に抗うように羚汰が動きを加える。

「んあっ、ああっあっ、...ああああっ!!」

そのまま稜が果てると、より動きを増したその奥への誘いに羚汰も力を放った。

「あっ、はぁっ!」


痙攣を繰り返す体をなんとかやり過ごしていると、羚汰に頭を撫でられまた見つめられているのに気づく。

「...やだ。...見すぎ」

慌てて顔を隠そうとする手が掴まれて退けられる。

「見せて」

さっきの激しく色が浮かんだ瞳とは違い、優しく穏やかで柔らかな瞳。
それでいて、稜の心をぎゅうっと掴むような切なさをたたえている。

「...羚汰?」

その顔になんとか手を伸ばす。

「ん。稜のその顔、ホントやばい」

「...っ、んふっ」

唇が重なって、柔らかな舌が交わされる。

ヤバイって、やっぱ変な顔なんじゃ...。

「エロ過ぎて...。も1回、シタくなる」

思わぬ発言に、まだ会話をするまで回復していない稜も、目を見張る。

その様子に、羚汰も力なく笑っている。

「あははっ、めちゃ驚いてる」

「...だって」

唇が音を立てて重なると、羚汰が体を引いてゆく。


稜を襲う睡魔に、うつらうつらとなっていると、羚汰が戻ってきた。
いつものように後ろから抱きしめられ、稜もその腕を引き寄せる。
耳元から首筋に掛けて、羚汰の唇が押し当てられる。

「もう寝るの?」

「寝るよ?羚汰も寝て」

羚汰の温もりが心地よくて、今にも眠りそうだ。

「ん...オヤスミ」

「おやすみ」

「...続きは、また朝ね」

ごく自然に羚汰がそう言って、うん、と言いそうになってしまう。

「えっ!!」

慌てて体を捻って振り返る。

羚汰がくすくす笑って、振り返った唇を奪う。

もうすぐ朝が来そうな時間で。
これから何時間寝れるか。

「うそうそ。寝よ、ほら」

にいっと笑った顔が、また稜の体を抱きしめる。

なんだか信用出来ない気がしたが、もう体が睡魔に支配されてー。








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