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NEXT 【完結】
第10章 変化
このままでは、痛いアラサーのストーカーだ。

リョウの事が好きだと自覚してから、身の振り方に稜は悩んでいた。

あんな風に自分を慰めることしか出来ない恋など、絶対にいいハズはない。
隣の音を気にして生活するのももう辞めにしたかった。


漠然と考えてみても良策は思いつかない。

仕事じゃないが、プランとメリットデメリットを書いてみることにした。



●プラン1:このまま、ひっそり好きでいる。

メリット>片思いしているには迷惑をかけない。毎日が妄想で楽しい。

デメリット>アラサーで妄想が痛い。まるでストーカー。いつ終わる?



●プラン2:思い切って告白してみる

メリット>とりあえず自分はスッキリする。

デメリット>リョウに気持ち悪い想いをさせる。彼女激怒。このままこの部屋に住み辛くなる。またフラれた事を引きずる?



●プラン3:他を探す

メリット>そのうち忘れて新しい彼氏なり好きな人が出来る

デメリット>時間がかかりそう。


●プラン4:習い事をはじめる

メリット>一生懸命すれば、資格も取れる。趣味が見つかる。

デメリット>毎日を習い事で埋めるならお金がかかる。


●プラン5:忘れる

メリット>一番手っ取り早い。誰にも迷惑がかからない。お金もかからない。

デメリット>極力、出くわしたり、音を聞いたりしないようにしないと。



プラン1、2は書いていると、デメリットばかり浮かぶ。これは即刻却下。

3~5をまとめてやってしまうのはどうだろう。

そういえば、スポーツジムに随分前に登録して、月会費を払っているが、あまり通ってない。登録した時は頑張って通っていたが、今は月に1回か2回。

仕事帰りに寄ろうと思ったら、荷物が沢山になってしまう。
そんな日に限って残業になってしまい、そのまま大きな荷物を持って帰ることになったり。
ジムで汗を流してシャワーを浴びて化粧を落としたのに、電車に乗るからと軽くではあるが化粧をしないといけない。

段々面倒くさくなってきて、足が遠のいていた。

よし、これを曜日を決めて行こう。週3回は行こう。
体をいっぱい動かして、眠れば熟睡できるハズだ。
荷物は仕方ないから、帰りのメイクをやめて、伊達メガネかサングラスでノーメイクを隠そう。
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