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NEXT 【完結】
第10章 変化
「大丈夫ですって。ほら、行きますよ」

桃香に連れられて、稜はジムのダンスに参加していた。

来たときは、いつもウォーキングか自転車のマシーンをするぐらいでダンスやエアロビに参加したことはない。

「私、本当にリズム感がないのよ」

「誰も人のことなんて見てませんって」

2人が参加したのは、ZUMBA(ズンバ)と呼ばれるラテンダンスを元に考案されたフィットネスダンスだ。

先頭に立つテンション高めのインストラクターの踊る姿を見よう見まねで踊っていく。特にダンス指導はナイのが、このダンスクラスの特徴である。

はじめは恥ずかしそうに踊っていたが、知っている曲が流れて途端に楽しくなる。
流行りの曲を、ZUMBA用にアレンジしたものが多かった。

50分ほどのクラスはあっという間に終わった。
大量の汗をかいて疲労が半端なかったが、楽しかった。

「ダンス系は、他にもHIP HOPとか、ベリーダンスとかもありますし。ヨガやピラティスとか色々あるんで、とりあえず出てみたら向いてるとかわかるし、オススメです」

「全然知らなかった。エアロビってカンジなのしか無いのかと思ってた。レオタードとか着てさ、ハイっハイッ、みたいな」

「いつの時代ですか」

「さーて。もう1コ、何を受けようかな~」

「えっ。今日、もう1コ受けるんですか。イキナリそんなトバして大丈夫ですか~?」

「うん。なんかね、疲れたーっ、バタンキューって眠りたい気分なの」

「高崎さんて、時々面白いこと言いますね」


そう言いながらも、桃香も一緒にヨガを受けた。

ゆっくりした動きながら、体幹を鍛える動きが中々ハードで汗だくになる。

そして、自分の体の硬さに驚いた。まわりの人が、前屈して半分になている時、稜は1人体をほぼ起こしたままの状態だった。恥ずかしい。

稜は、これからもZUMBAとヨガは受けようと決めた。



ジムあがり、化粧をせずにゴツイメガネをかけて電車に乗る。

桃香も、ジムあがりは化粧などしない、みんなしてない筈だという。

おそるおそる電車に乗ったが、本当に誰も気にしてない。
気が楽になった。


稜はその日、10時過ぎに家に着く。
この時間なら会うこともないだろう。

シャワーはジムで浴びてるし、ゴハンもジム前に軽くすませた。
そして本当にバタンキューと眠りについたのである。
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