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第78章 lato Ryota in Italia

体重を預けると同時に、稜の咥内に深く舌を差し入れて駆け回る。
指は肌の上を滑って、背中を這い上がる。

「ん...んっ...」

苦しそうに悶える稜を、今度は離さない。
差し出された舌に吸い付いて、また絡めとる。

「んはっ...苦しっ...」

「やめないで、ってゆったの稜じゃん」

首元にまで垂れた唾液を舐めとって、また舌を差し入れる。

「りょ、ふぁんっ...」

指を胸の膨らみに添えて、ゆっくり撫で回す。
柔らかい胸が指に吸い付くようにして、形を変えて揺れているのがわかる。

Tシャツが煩わしくて、舌を首筋に下ろしながら、服をたくしあげる。

胸が顕になるとその先に舌を這わせた。

「ん...ふ...」

舌先で弄ってから、音を立てて口に含み吸い上げる。
反対の胸では指を使って刺激を繰り返す。
稜の体がうねって、色っぽい呼吸を繰り返している。

「声、今日は我慢しなくていいのに」

「そうは、言って、もっ...」

稜が、羚汰の頭に手を添える。
もっとして、と言わんばかりに。

羚汰は視線を合わせたまま、もう片方の胸に食らいつく。

「っ...ぁ...」

胸をそらすように悶えて、苦しそうに呼吸を繰り返す。
その姿が色っぽくて、声を我慢して吐く息が髪に時折かかって、羚汰はまたたまらなくなる。

「稜っ」

また稜の舌を捉えて、その唾液を吸い上げる。

胸の上に溜まったTシャツが煩わしくて、キスをしながらも、脱がせてゆく。
それから急いで自分のTシャツも脱ぎ、肌と肌を擦るように重ねる。

稜の胸の膨らみを、自分の肌でも感じる。
薄暗がりの中でもわかるぐらい、ピンク色に染まった肌が指に肌に吸い付くようだ。

キスを繰り返しながら、指先が今度はお尻にかかる。
ショートパンツだろうか、上着と同じ柔らかな素材で。
そのすぐ下に稜の肌を感じる。

それでもその布が煩わしくて、前に回した手をその中に差し入れた。

「っ！...んっ」

指がショーツの中に入り込み、僅かな茂みから敏感な場所を通過し、濡れた場所に潜り込む。

「すご...」

狭いショーツの中、指が移動して益々蜜が溢れてゆく。

稜の顔を見つめながら、羚汰の指がその場所を刺激する。

「もっと、足広げて」

「あっ、やっ、...んっ」

顔をそらそうとする稜の唇をまた捉える。