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NEXT 【完結】
第78章 lato Ryota in Italia
嬉しい反面、なんて言っていいか分からなくて。

稜をもう一回抱きしめて頭を撫でながら、なんとかそう言った。

まだ季節は夏で。
こんな歳にもなってチンタラ学生してるから、彼女に気を使わせてしまった。

ピルのことは、よくわかんないけど。
きっとお金もかかるし。
俺がいない時に1人で決断して、婦人科行くとか、考えただけて勇気がいったと思う。

撫でていた頭が、ふるふると横に動いた。

「...したかった、から」

「へ?」

小さい声で囁くから、また聞き返してしまう。

「こうやって、...っ、直接、羚汰と。してみたかった...」

その言葉の意味がわかると、下腹部で大人しくなっていた羚汰のそれに、また一気に血流が集まったのがわかった。

「稜...」

ぐぐっ、と体を、そして腰を引き寄せる。

「んっ...」

同時に稜のナカも、ぐいぐい締め付けて。

「じゃ、このまま...イイの?ホントに?」

稜が抱きしめた腕の中で頷いている。

改めて腰を動かし始める。

ゴム無しと分かっていての、その動きは。

今まで以上の快感を運ぶ。

稜のナカが熱くて、柔らかくて。
だけど、締め付けるように蠢いて。
動く度に、そのカタチや、質感を肌で感じる。

「んっ、あっ、すごいっ、ああっ」

それは稜も一緒なのか。
ゆっくり動く度に、声が溢れるといったカンジで喘いでいて。

いつも使ってるゴムだって、そんなゴツいわけじゃないのに。
あんな薄いの1枚無いだけで、こんなに違うのだろうか。

ゆったりだった動きに、堪らず力を入れて抱きしめたままの稜の体を大きく揺さぶる。

「はぁっ、ヤバいっ」

しがみついた稜の体も、熱くて柔らかくて。

一部を覆っていたものが無くなっただけなのに、稜を覆っていた全身のベールが剥がれ落ちたような。

「あっ、あっ、ああっ、気持ち、いいっ」

羚汰の頭を抱き抱えるようにして、稜が喘ぎ続ける。
たぶん、もうイキそうなのだろう。

「稜、稜...。顔、見せて」

頭にまとわりついていた腕を少し解くようにして、その顔を見上げる。

「あっ、やっ、むり...ぃ」

「俺を感じてる顔、見たい。こっち、見て」

いつも色っぽくて、なんとも言えないぐらい蕩けていて。
だけど、今日はいつもよりもっとー。
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