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第79章 魅惑の島
爽やかな風に頬を撫でられて気付くと、羚汰に抱きしめられている。
ほんの少しの間だろうが、長椅子の上で抱き合って眠っていたようだ。

見上げると羚汰も目をつぶっていて、眠っているのだろう。

体の上に羚汰がさっきまで着ていた白いシャツが申し訳のように掛けてある。

ついさっきまで、あんなに大胆に肌を露出させていたのが、思い出すだけで恥ずかしい。

そのシャツを胸元にたぐり寄せるようとすると、下半身が出てしまう。
いくら男性物のシャツとはいえ、2人の体を隠すことは難しい。
生地自体も薄く、明らかに肌が透けている。

体を少し起こして、羚汰を覗き込む。

手の感触からして、起きているに違いない。

「...羚汰」

「ん?」

案の定、羚汰が片目を開けた。

「部屋に入ろうよ」

「んーー」

わざとらしくノビをして、その腕でまた稜を抱きしめる。

「ひゃ!」

「やーだー。まだこーしてたい」

首の根元に唇を押し当て、ぎゅうっと体を抱きしめる。

「だって、裸のまま、だし」

シャツが落ちていった気がして手を伸ばそうとするも、身動きできないくらいにきつく腕を回して阻まれる。

「ね、ちょっと、シャツ...」

指先が稜の体を撫で始め、その柔らかな刺激に体が反応をしてしまう。

「羚汰っ」

羚汰の胸を押すようにして、体を離す。

「だって、稜の体がエロ過ぎなんだもん」

背中の指が、つつつーと滑り降りる。

「...っ!」

その刺激にまた体をくねらせる。

「ほら、めちゃエロい」

そう言いながら体を素早く起こすと、突き出したようになった稜の胸先を口に含む。

「あっ、そんな...」

口の中で胸先を弄られながらぐるりと体を反転させられ、長椅子に寝かされる。

舌を離すと、羚汰が掌を使って稜の体をゆっくり撫で下ろす。

「イタリア来てすっげーエロくなったと思うのは、俺の気のせい?」

「...んっ」

羚汰の唇が、首すじを這い上がり、稜の唇に到達する。

今にも重なりそうになりながら、その手前で羚汰が止まる。

「それか...。何か...した?」

「...何かって?」

羚汰の話す息が口の中に入ってくる。

「何だろ。...エステとか??」

「ふえっ?エステ!?」

思わぬ羚汰の発言に、びっくりして我に返ってしまう。

「何、違うの?」
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