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NEXT 【完結】
第80章 promessa
「さっき邪魔されちゃったから、続きしよ」

「うん...」

羚汰に導かれるまま、その膝の上に今度は向かい合わせで座る。

タイトめの膝丈のワンピースなので、スカートがめくりあがってしまう。
太ももが顕になるのを撫でられ、体が小さく震えてしまう。

「...っ」

そっと撫でられただけなのに、大げさに反応してしまったのが恥ずかしく。
余計に稜の体が熱くなってくるのを感じた。

太ももの手に気をとられているうちに、首の付け根に羚汰の吐息がかかる。

くすぐったさと同時にぞくぞくするようなその湿った息に、体がまた動いてしまう。

羚汰がこちらをじっと見つめてその反応を楽しんでいるようだが、稜にはそんな余裕がない。

ゆっくり登った手が髪を撫で、目の前にある首すじにキスを落とした。

そのまま、耳の近くで甘く囁く。

「...こんなアトつけちゃって。エロ過ぎ」

今羚汰がまたキスを落としたのが、さっきバスルームでキスマークを付けたところだと気付く。

そういえば、いつもなら髪を下ろしたり、服で隠したりするのに。
髪はざくっとアップにしたし。
ワンピースの首元では隠せるはずもない。

ということは、水着で行ったプールサイドはもちろん。
さっきのディナーのところでも、皆に見られてしまったわけで。

「誰がつけたの?」

少し怒ったようにそう言うと、羚汰が嬉しそうに笑う。

「俺」

そう笑いながら、まだ痕を指先で撫でている。

「言っとくけど、羚汰もあるんだからね」

羚汰の首にある赤いアトを指でつつく。

「そうだった!」

稜もそこにそっと唇を近づける。

顔を上げると、さっきまで笑っていた羚汰の顔からは笑が消え、代わりに色濃くなった瞳でこちらを見上げている。

その射抜くような視線に体が益々熱くなって、息が上がってくる。

「稜...」

「なあに?」

なるべく普通に返したつもりだが、その声が震えているのに自分でも気づく。

「キス、して?」

じっと見つめられたその視線から、目が外せない。

稜は、吸いこまれるようにその唇にキスをした。

ただ重ねるだけのキスだが、唇から伝わる熱が稜の体をまた熱くする。

「もっと」

角度を変えてまた唇に吸い付く。

離れるようとすると、腕を掴まれ拗ねた駄々っ子のような羚汰にまた促される。

「もっとエロいやつ」
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