この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
NEXT 【完結】
第82章 イタリア最終日
ふふっと耳元に湿った息がかかる。

「ん。いっぱいシてあげるから、掴まってて」

その言葉が終わらないうちに、汗ばんだ肌がみちっと音を立てるぐらい抱きしめられる。
と同時に、羚汰の動きが激しくなって稜を追いつめる。

「んっ、んっあっ、ああっ!」

羚汰の肩に指が食い込む程力を入れてしがみつくも、その律動に激しく揺さぶられる。

「...あっ、あっ、イイっ、イっ、くううっ!」

体とナカを痙攣させ、少し伸び上がるようにして稜が果てる。

熱く蠢くナカの動きに、羚汰もやっとの思いでやり過ごす。

荒い息をしながら舌を交わして、稜の唾液を啜りとるかのように口づける。
乱れた髪を撫でつけながら、抱きしめ直した体をぐるりと反転させる。

「...はっ、エロい顔」

「やだ...」

顔を隠そうとする稜の手を、遮ってそのままベッドに押し付ける。

「ダメだよ。見せて」

「あっ、ああっ」

羚汰が同時に腰をぐっと沈めて、稜の体が大きく揺れる。

「...こっち、見ててー」

唇が軽く触れたと思ったら、羚汰の体が大きく深く動いて稜をまた突き動かす。

体に駆け巡る熱い快感に飛ばされないようにしながら、顔をなんとか羚汰に向ける。

途端に飛び上がるほどの律動が加わって、2人の体が音を立ててぶつかる。

「...ああっ、あっ、んあっ」

ベッドの上で大きく飛び跳ねるかのような動きから、奥からまだ奥にへと腰を進める動きに変わる。

稜は体を反らしたりくねらせたりして、その動きを受け止める。

「りょっ、たぁあっ、やっ、それ、だめっ」

「ああ...ヤバ、イキそっ...」

その言葉通り、羚汰の熱い塊が今まで以上に熱を持っているのがわかる。

涙が滲んで、上体を起こした羚汰の顔が見えない。

「...してえっ、おねっ、おねがいいっ」

「はっ、えっ、何?」

わずかに緩くなった律動の中、なんとか羚汰に手を伸ばす。
少し怒ったような余裕のなさげな羚汰の声がして、もう1度言うのをためらう。

「っ、おねがいっ...。んっ、ぎゅっと、してぇ?」

なんとかそう言うと、羚汰が体を倒して抱きしめる。

「...いいよ。ぎゅっとしてイきたい?」

「ん...」

朦朧とした意識の中でも、熱くて汗ばんだ体が愛おしくて、そしてあの匂いもして、必死にその体にしがみつく。

「稜...。好きだよ」
/1240ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ