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NEXT 【完結】
第82章 イタリア最終日
「イイね。すっげーエロい」

羚汰が少しだけ眉間に力を入れて、それでも嬉しそうに稜を見上げている。

起こされた頃はほんのり薄暗かった部屋が、随分と明るくなって来た。
薄ベージュのカーテンが部屋を照らしているようだ。

「...んっ、んっ、...あっ、んっ」

見られているのが恥しくて腰を前後に動かしながら、顔を伏せるように背けてしまう。

腰にあった羚汰の指が、揺れる胸に優しく触れる。

「はぁ...んぁっ、やっ」

ゆっくりと動いていた指が、その先を同時にこね回す。
刺激が全体に渡って、稜の中心にきゅううっと力が入り、自然と体が大きく動く。

胸を踊る羚汰の指先に手を絡めて、引き剥がすようにして手をつなぐ。

それを合図にするように、その手に力を入れて体を上下させてゆく。

羚汰が繋がった箇所を見つめて、息を吐いている。

いつもなら羚汰からも動き出す頃のタイミングだが、今日は動く気配はない。

稜は飛び跳ねる力を込めた。

「はぁっ、あっ、あっ、んっ」

次第にベッドが軋んで、2人の体がぶつかる。

気持ちいい場所に当たって、意識が飛びそうになる。

羚汰を見ると、ずっとこちらを見ていたであろう視線とぶつかる。

またしても体がきゅううっとなって、全身に行き渡る。
でも、イくまでは行かなくて、体がなんとももどかしい。

あんなにコントロールがどうのとかー。全然役立ってない。

「ああっ、もうっ、もうだめぇっ」

体が震えて前のめりになり、羚汰の顔の横に手をつく。

「...もう?俺をイかせたいんじゃないの?」

そう笑ってはいるが、羚汰の息もかなり上がっている。

「お願い...羚汰も、...して?」

息も絶え絶えになんとかそう言うと、羚汰の顔が近づいてきて唇が重なる。

そのまま体が抱きしめられ、ベッドにまた背をつけると、羚汰が下から突き上げ始める。

ゆっくりとした動きが、すぐに大きく早くなるのは羚汰も限界だったからだろう。

「んぁっ、あっ、ああっ、すごっ...んっ」

「はっ...気持ちい?」

羚汰の肩にしがみつくようにして喘ぎ声をあげながら、何度も頷く。

「これが欲しかった?」

時折焦らすようにゆっくりとした動きで、広げたお尻が持ち上げられる。

「...ん、や...」

「もっと?」

耳もとでぞくぞくする声がする。

「もっとぉ...」
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