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第84章 パイプベッド
「おねが...いつも、みたいに...」

稜は、1度呼吸を置いてから、意を決してお願いする。

「もっといっぱい...突いて」

腰を浮かし自ら動かして、羚汰のそれに擦り付ける。

「はっ、ヤバイ」

指先で腰のあたりを撫でていた羚汰の手が、掴み直して力強く引き寄せる。

「ああっ!」

「こう?」

膝を立て、宙に浮く稜の腰を何度も引き寄せて突き始める。
稜は頭上の柵に手を伸ばし、掴んでその衝撃に耐える。
頭と肩甲骨の当たりのみが敷布団についていて、あとは宙に浮いている。

「あっ、ああっ」

ベッドが奇妙な音を立て始めたが、まだマシな気がした。

欲していた快感が身体を貫き、羚汰もそのまま動きが早まってゆく。

「...んっ、ああ...いいっ」

「あぁ、俺もっ」

待っていた強い衝撃に、稜は体を大きく反らしたままガクガクと震えてあっという間に果てる。

「...んはぁっ!」

稜の体がベッドに下ろされ、舌が囚われる。
同時に足を腕に引っかけるようにして、敷布団に腕を突き、またゆっくりと腰を振り入れ始める。

部屋にパイプベッドの音がどうしてもギシギシと響く。
音だけじゃなくて、敷布団が激しく上下して今にも壊れそうだ。

「やっぱ、っべぇな」

「やめちゃ、やだ...」

体を起こそうとする羚汰に手を伸ばす。
羚汰がそんな稜を見て、ふっと苦しそうに笑うとその体を抱き寄せる。

「わかってる。けどっ」

力を入れて、繋がったまま稜の体を持ち上げる。
崩れ落ちるようにして、ベッドの横の床に移動した。

そこは、床から50センチのベッドと、1メートル半ぐらいの高さのある荷物とにはさまれた狭い空間だ。

そこにシングル布団がかろうじて敷いてある。

「狭いな」

移動ついでに羚汰が体勢を変える。
抜けたモノをしごいて、稜をその場所に呼び寄せた。

「ほら、おいで」

熱くなった体が、羚汰のそれを欲して止まない。

「なんか、隠れて密かにヤってる気分。稜の職場の倉庫とか」

稜にかかる髪の毛をもう片方の手で避けながら薄く笑う羚汰の肩に手を置き、ゆっくり体を沈める。

ついさっきまで入っていたハズなのに、体に電気が走ったようになる。

それに耐えながら、羚汰の体に抱きつく。

「...ふぅ。倉庫、なんてナイも...ああっ」

羚汰の手がお尻を掴んでより奥へと引き寄せた。
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