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NEXT 【完結】
第14章 料理教室
なんとかパスタに詰め、スタッフさんに預けて茹でてもらう。

またテーブルを移動し、今度は普通に座る。
ワインや講習で教えてもらった前菜が出て来て、お食事タイムだ。

皆で和やかに食事が進む。

稜は1人で来ていたが、近くの品のいいおばあちゃまが話し相手になってくれて、仲良く食事をした。

そのうち、みんなで作ったトリティリーニ イン ブロードや鶏肉の綺麗にカットされオレンジソースがかかったもの、パンドーロを中心に様々なデザートの盛り合わせも出てきた。

皆が食事をしている間も、エンリコはテーブルの間をワイン片手に飛び回り、写真を撮ったりサインに応じたり、サービス精神旺盛だった。

エンリコについて回っているリョウとは、時々目が合うが話は出来なかった。



あっという間に楽しい講習会が終わり、エプロンを脱いでカバンやコートを受け取っていると、オープンキッチンの向こうにいるエンリコと目が合う。
リョウと何やら楽しげに話をしていて、エンリコがうんうんと頷いている。

荷物を受け取ったので、エンリコにお辞儀をして、お店を出ようとした。

エンリコが、ウィンクしてくれる。

イタリア人はこうゆう時どうするのだろう。ウィンクで返すのも可笑しいし...。

どう返していいかわからず、お辞儀をもう一度する。
するとリョウがやってきた。

「お疲れ様です」

「お疲れ様。イタリア語、すごいね。ビックリした」

「いえ。そんな。...それより。これから空いてます?」

「?これから?...うん」

「じゃあ、ちょっとお店の外で待ってて下さい。スグ行きますから」

「えっ...」

有無を言わせずリョウが去ってゆく。
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