この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater2.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
NEXT 【完結】
第15章 デート
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
それでも顔の距離は近づいたままだ。舌を伸ばせば届く距離。
「キス...したかった?」
「...うん」
「俺も」
そう言ってまた口づける。
ねっとりと舌が絡まりお互いを吸い尽くす。
「ん...」
離れてゆくリョウに寂しさを覚える。
「...やめないで」
その言葉に反応し、リョウがまた舌を強く入れて、稜の中を掻き乱す。
激しく吸い付き、口の中を舐め回す。稜が苦しがって息をするのも構わず、犯し続ける。
「はあっん!!」
稜が堪らず身体を押して大きく息を吸い、やっとリョウも離れる。
「あんな事言うから...」
リョウの唇が、稜の首筋を這い、それから唇の周りに付いた唾液を吸い取るかのように口づける。
「んっ」
「...ダメだよ。もう」
リョウが離れる。
「これ以上したら、俺...」
頭や身体を這っていた手がゆっくりと稜の身体から腕へ移動し、そのまま流れてゆっくりと手をつなぐ。
「帰るよ」
「...うん」
このままベッドにもつれ込んでもいい。そうキスの時は思った。
だけど、やっぱりー。
「...おやすみ」
「おやすみ」
リョウはオデコに優しくキスをして、そっと離れていった。
お互いの姿を確認しながら、互いの部屋に帰る。
何で、言えないんだろう。
稜は自己嫌悪に陥っていた。
ただ「好き」って伝えればいいのに。
それだけなのに、前に進めない。
好きだと伝えたらどうなる?
唯でさえ激しいキスの、その先を受け入れる覚悟が自分にあるのだろうか?
でも、あのキスのあのカンジ。
思い出しただけで、心臓が激しくなる、あのキス。
どうしよう。今からでも伝えたほうがいいだろうか。
1ヶ月経ってないばかりか1週間ほどで自分がこんなにもリョウを求めている。
体の奥が熱い。
好きー。
とてつもなくリョウが好きだ。
伝えよう。今この先を考えることは出来ないけど、この気持ちは嘘じゃない。
今すぐ、リョウの胸に飛び込もう。
玄関で靴も脱がずに立ちすくんでいたが、稜は勢い良く振り返り、ドアノブに手を掛ける。
「...高崎さん」
ドアのすぐ向こうで、リョウの声がする。
「そこにいますか。...開けて、くれませんか」
「キス...したかった?」
「...うん」
「俺も」
そう言ってまた口づける。
ねっとりと舌が絡まりお互いを吸い尽くす。
「ん...」
離れてゆくリョウに寂しさを覚える。
「...やめないで」
その言葉に反応し、リョウがまた舌を強く入れて、稜の中を掻き乱す。
激しく吸い付き、口の中を舐め回す。稜が苦しがって息をするのも構わず、犯し続ける。
「はあっん!!」
稜が堪らず身体を押して大きく息を吸い、やっとリョウも離れる。
「あんな事言うから...」
リョウの唇が、稜の首筋を這い、それから唇の周りに付いた唾液を吸い取るかのように口づける。
「んっ」
「...ダメだよ。もう」
リョウが離れる。
「これ以上したら、俺...」
頭や身体を這っていた手がゆっくりと稜の身体から腕へ移動し、そのまま流れてゆっくりと手をつなぐ。
「帰るよ」
「...うん」
このままベッドにもつれ込んでもいい。そうキスの時は思った。
だけど、やっぱりー。
「...おやすみ」
「おやすみ」
リョウはオデコに優しくキスをして、そっと離れていった。
お互いの姿を確認しながら、互いの部屋に帰る。
何で、言えないんだろう。
稜は自己嫌悪に陥っていた。
ただ「好き」って伝えればいいのに。
それだけなのに、前に進めない。
好きだと伝えたらどうなる?
唯でさえ激しいキスの、その先を受け入れる覚悟が自分にあるのだろうか?
でも、あのキスのあのカンジ。
思い出しただけで、心臓が激しくなる、あのキス。
どうしよう。今からでも伝えたほうがいいだろうか。
1ヶ月経ってないばかりか1週間ほどで自分がこんなにもリョウを求めている。
体の奥が熱い。
好きー。
とてつもなくリョウが好きだ。
伝えよう。今この先を考えることは出来ないけど、この気持ちは嘘じゃない。
今すぐ、リョウの胸に飛び込もう。
玄関で靴も脱がずに立ちすくんでいたが、稜は勢い良く振り返り、ドアノブに手を掛ける。
「...高崎さん」
ドアのすぐ向こうで、リョウの声がする。
「そこにいますか。...開けて、くれませんか」
![](/image/skin/separater2.gif)
![](/image/skin/separater2.gif)