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第21章 電話とリアル

「うん...はぁっ」

「でも、こうやって早く帰って来たし、イイコトもあったし、結果としてはよかったのかな～」

羚汰がゆっくりと稜の髪を撫で、そのまま頬の辺りを通って唇を撫で、唇に軽いキスを落とす。

「イイコト？」

羚汰の唇はそのまま顔を横切って耳元までゆき、そっとささやく。

「テレホンセックス」

「！！！」

改めてその名称で呼ばれるとまた恥ずかしさがこみあげてくる。

「昨日の稜は凄くエロかったな～」

慌てて両手で顔を隠そうとする稜の手をつかんで、ベッドに押しやる。

「恥ずかしがらなくていいんだって。俺はスゲー嬉しかった。まさかしてくれるとは思わなかったから」

「...私もするとは思わなかった」

そういうプレイがあるのは聞いた事あったが、実際自分がするようになるとは夢にも思わなかった。

「ねえ。こっち見て？」

顔を逸らしている稜に、優しく呼びかける。

真っ赤な顔をしながらもなんとか羚汰を見た。

本当に嬉しそうな笑顔の羚汰がいる。

確かに、一人でスルより断然気持ちが良かったし、お互いの新たな一面が見えた気がする。

稜も真っ赤な顔ながら少し笑顔が出てくる。

２人オデコをくっつけて微笑みあう。

「仕掛けてよかった」

「！仕掛けたの！？」

「トーゼンじゃん？自然になったと思ってたの？」

「...」

「狙い通りだね～。“テレホンセックスしよ”って持ちかけたら、絶対嫌がるだろうからさー」

確かに、そう持ちかけられていたら断っていただろう。

「あれはあれで楽しかったけど、やっぱりリアルな稜のがいいね」

胸の膨らみに舌を這わせながら、羚汰が背中を触る。

指が背中の中心をつつーっと触る。
稜の体が軽く弓なりになり、ますます胸を羚汰に突き出すようになる。

「んっ...」

「かわいい」

胸の先に舌を這わせて、まわりからじっくりと舐め回す。

「はぁっんっ」

ショートパンツを脱がせ、その流れでタイツの足に指を這わす。

ゆっくり触れるだけなのに、また稜に電気が走る。

「俺、断然生足派だけどさ。たまにはいいね、タイツ」

そういって、タイツ越しの秘部に顔を近づけて、キスを落とす。

「...んっ」

キスをしながら、ウエストに手を掛け、一気に脱がせる。
稜も腰を浮かせて、次に足先を浮かせて手伝う。