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NEXT 【完結】
第23章 パーカー
それから3日、2人は毎日体を重ねた。

稜は毎日はどうかと思っていた。
「どのみち、女の子の日は出来なくなるなるんだしー」と慣らす為にも週に2、3回を提案した。
しかし、羚汰が「その時はその時」と全く譲らなかった。

なので、羚汰がバイト終わり〜1時までを2人で過ごす事になんとなく決まった。コトが終わったら、それぞれの部屋に帰って就寝する。睡眠時間を確保する為だ。

火曜水曜は羚汰の部屋だったが、木曜日は稜の部屋で始まった。

稜が、羚汰の部屋ばかりは嫌だと曰ったのだ。

稜の部屋は音と声に注意しなければならず、逆に凄く興奮した。

でも、声は我慢して交わる音を抑えても、ベッドの軋む音は止められない。結局そんなに深くは交われない。

30分程して、2人は結局部屋を移動した。

裸の上にコートを着た状態で、部屋を出て移動する。

羚汰はコートが短いので、腰に膝掛けを巻いている。

羚汰の部屋はまだ暖房が効いておらず寒かったが、2人には関係なかった。

互のコートを剥ぎ取るようにして、ベッドになだれ込み、思う存分声と音を立てて激しく交わった。



「ヤバかったー」

「やっぱり声出せた方がいいね。これからずっと羚汰の部屋かなぁ。なんか申し訳ないけど」

「俺は全然OK!!稜、すっかりアノ声が大きくなったもんね?」

「だって、羚汰がっ」

布団の中でじゃれ合う。

「でも今は下の部屋、空き部屋だけど、いつか誰か引っ越してくるよ?春ぐらいになったら絶対だね」

「うそっ」

「ま、その時はその時で、さっきみたいにするしかないよねー?」

羚汰は楽しそうに笑っている。

「ってゆーか、今ぐらいが普通じゃない?俺としては、もっと出して欲しいんだけどな〜?」

「そんな、無理」

「ま、段々今みたいに出るよーになるよ」

羚汰が膝枕した稜の頭をポンポンと優しく叩く。

何故そんなに声を出してほしいのか、前から気になっていたが、なんとなく聞けずにいる。

聞いたのは別のことだ。

「明日は何時に終わるの?今日と一緒?」

「うーん。たぶん。まだクリスマスの忙しさはナイと思う。来週辺りはやばそうだけど」

「そっかー、じゃ私のが遅くなるかも」
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