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第23章 パーカー
「えー?」

羚汰が思いっきり不服そうだ。
金曜日〜土曜日は、唯一の朝までコースの日なのだから仕方ない。

「ごめん。会社の女子会ってゆーか、まぁ飲み会なの。なるべく早く帰るけど...」

金曜日は、数子の激しい尋問が予想される女子会だ。
桃香たちにもその後、じっくり聞かれそうだ。
この数日間、質問をために溜め込んでいるだろう。
どう考えても、1次会だけで帰れそうにない。

「迎えに行こうか?」

「えっ!?」

「彼氏が来たら、返してくれるでしょ?」

いやいやいやいや!!!
あの人たちのことだ、大喜びで羚汰を引き摺り込んでの尋問が始まるに決まっている。

それに、私の彼氏が大学生で、しかもハタチ未満の、隣の部屋の住人、なんて知られた日には!!

稜は思わず想像して、ゾッとした。

「羚汰は女子会をナメてるでしょ!」

「ナメてるも何も、ただの飲み会でしょー。軽くエロばなしとかを、きゃっきゃってするぐらいじゃないの?」

「違うよっ!ソーゼツなんだから」

この間の女子会で、2時間近くに渡って語りまくった“毛”の話を掻い摘んで説明する。

「何それ?くっだらねー!!!」

と言いつつ、お腹を抱え涙を流して笑っている。

「言っとくけど、今はカナリ柔らかく纏めたんだからね。実際はもっとえげつないよ」

「ねぇねぇ。俺の足は?毛深い??」

羚汰が布団から脚を出して天井に向かって上げる。

羚汰の足は結構毛が生えている。
白い足に、黒い毛が余計に目立つ。

「うーん。どうだろ?」

「えっ?ってことは、アウトなの?」

「私的にはセーフだけど」

「稜的には毛深い人OKなのかー」

「違うのっ!...羚汰はOKなの」

「そうなの?」

羚汰が喜んで稜に抱きつく。

「俺はOKかー」

喜びを噛み締めるように羚汰がつぶやいた。
稜は少し恥ずかしくなったが、ホントの事だ。

「じゃ、俺が胸毛もじゃーーって生えてたら?」

「えっ?もじゃーーっ?もじゃーーっは嫌だよ!」

「嫌なのかよっ!」

「羚汰がもじゃーーっなんて、想像つかないし」

稜が、羚汰のツルツルの胸をさわさわっと撫でる。

「おっと。稜ってば、だいた〜ん!」

「前から思ってたけど、筋肉すごいよね...」

「そう?」
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