この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
NEXT 【完結】
第23章 パーカー
「ねぇ。何か下着貸して?あと、Tシャツかトレーナー」

さっき、稜の部屋から移動した時、全裸にコートだったのだ。

「んー。じゃ、これ履く?新しいやつ。服はそうだなー」

羚汰が寝室にあるクローゼットから、ボクサーパンツを出す。

「あ、服はそこにかかってるあのパーカーがいい!!」

「いいよ。もう乾いてるだろうから、取って」

窓際に簡単な洗濯物掛けがあって、そこにあのパーカーが干してあった。

稜は、ボクサーパンツを履いて、パーカーを羽織って前を閉める。少しパーカーの下からパンツが覗いている。

「やっべー。その格好超エロい!!」

布団に戻っていた羚汰が、水槽の前で着替えた稜を眺めている。
稜も、久しぶりのパーカーに嬉しくなってその格好でくるっと回ったりした。

「一番最初に借りたとき、こうやって着てたんだよねー」

実際は、下着も履いてなかった。

「えっ?素肌に?」

「うん。こうやってると、羚汰に包まれてるようで。匂いもしてさ」

そう言って、胸元の生地を鼻に持って行って嗅ぐ。
洗濯したばかりなのに、やっぱり羚汰の匂いがする。

「...それって、付き合うずっと前だよね?」

「うん。羚汰の事、好きになりかけてた時、かな〜?」

そう言われてみれば、まだ最初の頃で。
これを着て、羚汰の色んな事を妄想したりしてたー。

なんだか恥ずかしくなって、コートを着ようと足元のコートを拾う。

「きゃっ!!」

羚汰に強く抱きしめられていた。
稜の耳元に口を持って行って囁く。

「ねぇ。...聞いてい?」

羚汰の声が何だか息が上がっていて、稜までドキドキしてきた。

「...何?」

「これ着て、俺とのこと想像した?」

「えっ?」

「俺とセックスするの」

「...」

「オナニーしたんだ?」

「...っ!!」

稜が激しく真っ赤になる。

抱きしめたままだったが、稜の体の反応で確信したのか、より強く抱きしめる。

「やっぱり!」

「そんなに何回もじゃないよ!」

「1回じゃないんだね?」

稜は益々墓穴を掘った。

きつかった腕の力が弱まって、羚汰の右手の指がパーカーの上から稜を撫でる。

「こんな風に乳首を勃てて?」

「...ぁんっ」
/1240ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ