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第23章 パーカー

てっきりその場所にたどり着いて快感が押し寄せると思っていた稜は、体が震える。

「やっ、んっ」

羚汰の方を見ると、艶めかしい顔をこちらに向けている。

「どうかした？」

「んっ、...早くっ」

稜が涙目でそう訴えても、羚汰は急ぐ様子はない。
ゆっくり反対の足を舐め回し、やっとその場所へと近づく。

稜の足を大きく広げて露わにすると、そこは震えて赤い姿を少し表し待っていた。

それでも羚汰はゆっくり周りから攻める。

丘からゆっくり、ヒダを舐め、ヒダを指で広げて内側を舐める。
蜜穴にも音を立てて舌を差し入れ、音を立てて味わう。

稜の体がうねり、もっと強い刺激を求めて悶える。

「はんっ、羚汰っ、お願いっ」

堪らず大きな声を出した稜に、微笑んで要求を飲む。

羚汰の舌が、稜の一番感じるアノ場所を攻めはじめた。

「ぁああぁっんっっ、そこぉっ、はぁあんっ」

稜の場所を知り尽くした羚汰の舌が、絶妙なタッチで稜を昂らせてゆく。

羚汰の髪の毛に指を通すようにして抱え込み、体をしならせる。

「はぁあっ...んっふぁ、んっはぁっ、ぁああっ気持ちいいんっ」

羚汰の手が伸びて両胸を掴む。

３か所への攻めに稜の体が激しく波打ち、喉が天を仰ぎ嬌声が響く。

「はぁああっ、んぁああっんんっはぁっんっ！んぁあんっ！！」

激しく悶える稜の手が、羚汰の腕を掴む。

羚汰が稜の手をつなぎなおした。

「ぅっんんっ！！....ぁあはあっ！！！！」


稜が体を激しく仰け反らせて果てる。

羚汰が起き上がって、仰け反らしたまま息をする稜の顔を自分へ向ける。

「ふぅ...そんなに、気持ち良かった？」

両目からうっすら涙を流しながら稜がうなずく。

涙を羚汰の舌が拭ってゆく。
そのまま目のあたりも、そして顔のあちこちを舐める。

「んっ...」

唇も舌で横に大きくベロリと舐める。

もう一度舐めようとしたところへ、稜の唇が開いて舌が迎える。
絡まって音を立てながら深く口づけ舌を交わす。

羚汰が体を離し、素早くゴムを装着する。

まだ足を大きく広げたままの稜のその場所へ、羚汰のモノがあてがわれた。