この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
NEXT 【完結】
第24章 恐怖の女子会
「それでは、かんぱーい!!」

会社の女子会が、焼き鳥をメインで取り扱うチェーン居酒屋で行われた。

本当はもっとこじゃれた店がよかったのだが、忘年会シーズンでどっこもいっぱいである。

部屋も個室ではなく大部屋の一角なので、わいわいガヤガヤとかなり賑やかだ。

焼き鳥がメインといっても、このチェーンは鍋も種類が豊富で人気がある。コースには必ずこの鍋がはいっているのだ。

みんなで、コースのサラダをつっつきながら、早速尋問が始まる。


「で、どこ勤めている人なの!?」

皆の視線が集まる。

「えーっと、...飲食系?かな」

稜はびくびくしながら答える。
本当は学生だが、飲食系に勤めているのもウソではない。

「飲食系?」
「...板前とか?シェフとか??」
「居酒屋とかかも〜!」
「カフェとかバーとか?」
「まさか!!ホスト!?!」
「ホストじゃないよ!!」

稜が慌てて否定する。

「ですよね〜。マサカね〜」

みんなが顔を見合わせ苦笑している。

「で、何してる人なんですか?」

ホントの店を言ったら、見に行きそうだ。

「えーっと、バリスタ、かな?」

「バリスタ??カフェですか?」
「えー?スタバ?」

「スタバじゃない!」

あー、バリスタとか言わない方がよかった?
どんどん首を絞めている気がする。

「どこのカフェなのよう!!」

「...内緒ですっ!!」

「えーーー!!」

「だって、言ったら皆見に行くでしょ?」

「そりゃ行くわよ!」
「見に行く!!」

「だから言いません!」

皆、口々にブーイングだ。

「写真とかないんですかぁ?」

写真...。2人であまり出かけないから、まだ写真はない。

「あ、あるかも」

皆が稜の周りに寄ってくる。

イルミネーションを見に行ったとき、2人で並んで撮った。羚汰のスマホで撮ったのを、後日送ってもらっていた。

「えー!暗くてよく見えない」
「メガネないから、見えないわぁ」とは数子。
「なんか背低〜い!」

この日、稜はまさか一緒に出かけることになるとは思わず、ヒールのあるブーツを履いていた。写真で見る限り、ほぼ同じ高さだ。

「なんかこの写真、よそよそしくないですか?」

「あ、このデートの後で、正式に、その、付き合うことになったから、かな」

「きゃ!何それっ!」
/1240ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ