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NEXT 【完結】
第24章 恐怖の女子会
「そーですよ!馴れ初めは?私に出会いがないからコンパしてくれってあんなにゆってたのに」

とは桃香だ。

「ごめんね。私もまさか、こうなるとは思わなくて」

「で、どこで知り合ったの?そのバリスタくんと?」

そう聞かれるのはわかっていたので、稜は用意していた言葉を並べた。なるべく嘘ではないようにしたつもりだ。

「知り合ったのは店で、春ぐらいかな?好きかなと思ったのはここ1か月ぐらい?でも、私の一方的な憧れだった。向こうには彼女がいるっぽかったし。...だから、桃香ちゃんにコンパをお願いしてたんだけど」

「ここ1ヶ月って、やっぱり私が彼氏出来たか聞いたくらいじゃない?」と数子は張り切る。

「...そうですね。でも、本当にその頃は片思いで。...2週間ぐらい前に、その、私がコンパ行ったのを知ったらしくって、イキナリ告白されて。それから数回デートして、まぁ、その付き合うことになった...の」

告白より先にチュウされたけど、それは言わない方がいいと思われた。

「だから、その、あの時、マサトシくんに誘われた時は、ちょうどそんなのが重なってて。バタバタしてて。なので、申し訳ない、と思ってます...」

こうやって話してみると、本当に怒涛のようにハナシが展開する。

「?何のハナシ?」

マサトシの一件を知らない数子は、1人頭の上が「?」になっている。
コンパに行ったメンバーは、なんとなく納得したようだった。

「マサトシくんの存在が、キューピット?みたいなカンジですか?」

「...そうなるのかも」

実際、マサトシと2人のとこを見られてすごい嫉妬したと言っていた。その後、凄い濃厚なキスもされたし。あのキスは、マサトシが引き金だろう。

「うわっ、それ知ったら凹むね〜」

コンパメンバーが軽く顔を見合わせている。

「そんな...」

「ま、仕方ないですよぉ〜!!こればっかりは!」

コンパメンバーの中で、麻衣はひとりケロリとしている。

「いくら好きとか言われてもぉ、好きになれない人もいますしぃ」

そう言って、お酒をぐびぐび飲んでいる。

「...麻衣ちゃん、あのコンパの中の一人に、言い寄られて困ってるんですよ」

仲のいい里奈がこっそり教えてくれた。

何でも、あのグループのリーダー的存在の27歳に、ガンガン言い寄られて辟易としているらしい。
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