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第26章 溺れる
「これ、何か知らないんだ?」

すこぶる笑顔で、そう聞いてくる。

「ん?何って、スポーツドリンクでしょ?普段そーゆーの飲まないからわかんないけど」

稜にあまり馴染みのないそのドリンクは、ポ○リと同じと思っていた。

空になったペットボトルをベッドサイドに置いて、座ったまま後ろから稜を抱きしめる。

「これはね。激しい運動の時に飲むと、持続性がアップするってヤツ」

「?」

片手は稜の胸にもう片方は稜の中心にゆっくりと指を這わせ、舌を稜の耳へと近づける。

「これから“激しい運動”する為に飲んだのかと思った」

「!!」

「俺も飲んだし。試してみよっか」

「はぁんっ...んっ...何をっ」

「稜がもっと溺れるほど“激しい運動”が出来るかどうか?」

ワレメを行き交う指が、蜜が溢れるナカに差し入れられたー。







稜は、頭を撫でられて目が覚めた。

そこには、自分の部屋でシャワーと身支度を終えた羚汰が爽やかな笑顔を向けている。

「...ん。これから行くの?」

「うん。もうすぐ出る。稜が心配で見に来た。大丈夫?」

ベッドの縁に腰掛け、優しく頭を撫でている。


「...大丈夫じゃない」

ベッドにうつぶせるようにして、稜が答える。

その背中を羚汰がゆっくり撫でる。

「そんな事言われたら、行けなくなっちゃうよ」

「...羚汰は大丈夫なの?ほとんど寝てないんじゃない?」

「んー。そうだね。でも休憩時間に寝るから大丈夫。稜は何時に出発?」

「今日は2時に待ち合わせだから、1時に出ようかな...」

「じゃ、ちょっと眠れるね」

今は9時過ぎだ。

「今晩は、実家に戻るんでしょ?」

「ううん。なんか弟夫婦が今晩から珍しく泊まりに来るんだって。だから私は明日朝帰る予定」

弟の部屋は今はお父さんの釣りの道具置き場になってしまっている。

私の部屋を使うというので、提供することにした。
今晩帰っても寝る部屋がない。


「そうなんだ!じゃ、早く帰ってくる」

羚汰がすごくうれしそうだ。

「でも日曜は朝一で帰るよ?」

今日みたいになったら大変だ。

「ナニ考えてるの~?」

羚汰がニヤリと笑って濃厚なキスをして、笑顔で出掛けた。

稜は枕元にあるミネラルウォーターのペットボトルをぼんやり見ながら、また眠りについた。
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