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第27章 親友2人の反応
「そ、そんなの無理っ!!」

スマホ画面では、外国のスレンダー美女が着てポーズを決めている。
こんなプロポーションでもない限り、着こなすのは難しそうだ。

「えー。後ろがヒモだからイケると思うけどなー」

「でも、これ一人で着れないじゃない?」

「そっかー。黙ってないで、稜はどれがいいのよ!」

「...だから私は」

「イキナリはやっぱキツいじゃない?ウチもショーツから入ったし、稜もそうしたら?」

その後、散々2人でオススメの下着を物色され、恋人が出来たお祝いだと、数枚ショーツをプレゼント注文された。

必死で辞退を申し出たが、1週間ほどで届くらしい。

「しまい込まないで、ちゃんと使ってよー!!」

「感想聞かせてね」

「う...」

その注文が終わると、サスガにいい時間になったので、2人は帰ることに。

「何かしら困ったことがあったら、抱え込まないで相談してね」

「骨は拾うからねー!!」

3年前、前彼と別れボロボロの時に、泣きついたのがこの2人だ。
それぞれ愚痴を聴いてくれていたのだが、ある日から3人で集まるようになり、今に至る。

当時、有希子は一番下の女の子が2歳だったが、その子を連れて駆けつけてくれた。
千夏も、文句を言いながらであったが、飲み会を抜けてでも相談に乗ってくれた。

もっと早くに2人に相談していればと何度後悔したかしれない。

「...わかった。ありがとう」


2人と別れ、稜はふと思いついて、何ヶ所か買い物をして家に帰った。





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