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第29章 高崎家
日曜日の朝、部屋中に稜の携帯電話の音が鳴り響いている。

かなり長い間鳴って、切れる。

そして、またすぐかかってくる。

カナリしつこいぐらい鳴らしている。もうかれこれ30分ぐらいにはなる。

稜には、それが誰からの着信かわかっていた。

実家の母親だ。



稜は、電話に出ように出れなかった。


「はぁああっんっ、りょうったっ、電話がっぁあんっ」



羚汰の膝の上で激しく下から突き上げられている最中なのだ。

一晩寝て元気になった羚汰に、激しく求められていた。

「...ダーメっ」

稜の体に回した腕をより一層きつくしてゆく。

「んあぁっ、やっんっ、いい加減に出ないとんんっ」

「このまま出たら?」

羚汰が、激しく悶える稜の胸に舌を這わす。

「はああっんっ、むりぃっ、...んんっ」

「そう言いながら、スゲー締まってるっ。電話、取ろうか?」

羚汰が、稜のスマホに手を伸ばそうとする。

「やぁああっ、やめてっ、ぁっ、もうっ、だめぇっ」

稜の体が、激しく跳ね続ける。

「んんっ、...あっ、あぁあっ、イクっ、イっちゃうっんっっ!!」

「...くっ!俺もっ」

「あっ...んあぁああっ!!」

「...ああっ...うっ...くっ」

羚汰の腕の中にイった体を預けると、頭をよしよしと撫でながら、稜の体を寝かせてゆく。

「...んっ」

体を痙攣させて深い呼吸を繰り返す稜に、舌を絡めてゆく。

稜は必死で応える。

「スゲーよかった。俺、この体勢で初めてイったわ」

「はぁっ...」

稜は呼吸を繰り返すのがやっとだ。

「お母さんにマジ感謝だね。稜、ハンパなかった」

そう言いながら体を離す。


「...電話する?」

息がだいぶ落ち着いてきた稜に、スマホを手渡す。
いつしか諦めたのだろう、鳴らなくなっていた。

「ん。...なんだろ、あんなにしつこく鳴らして」


弟とその奥さんが、珍しく実家に遊びに来ることが決まって。
昨日仕事だった弟が、夜遅くに実家に着いたハズだ。

今日のお昼12時から、みんなでレストランで会食をすることになっている。

実家の周りにお店がないので、車で約30分のところにある、カニ料理専門店に予約してあるらしい。

稜は、その時間に間に合えばいいと思って、10時ごろ家を出るつもりでいた。

今はまだ8時過ぎだ。
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