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NEXT 【完結】
第5章 女子会
「でね。フラれたからカラ元気なのかなって思ってたの。
でもなんか違うなって、んで今日高崎さんを見たら、私気付いちゃったのよ....」

ぐふふ、と笑った後、数子は含み笑いをしたまま、続きを話そうとしない。
稜に話し出して欲しいというオーラが出まくりである。
しぶしぶ稜は尋ねることにした。

「...なんですか?」

「だぁかぁらぁ、彼氏が出来たんでしょ」

「...いえ」

「またまたぁ。隠さなくていいのにぃ~」

「隠してませんってば!」

「今日、お肌がツヤツヤしてるよ?」

そう言われて、ふと考えた稜ははっとして顔を少し伏せた。


きっと久しぶりにアレをしたからだー。

確かに、昨日はアレからぐっすり眠れて、朝のお化粧ノリも良かった。

そう気付くと、顔が赤くなる。
その反応を逃さなかった数子はにやりと勝ち誇ったように笑う。

「心当たりあるのね~。やっぱり~」

「...そういうんじゃないです」

やっとのことで稜はそう返す。

「彼氏じゃないにしても、いいカンジなんでしょ」

「...」

もうここは、そういう事にしといたほうがいいかもしれない。

「トキメキって大事よね~。うらやましいわぁ」

「えっ。高崎さん、彼氏出来たんですか?」

そう声をかけてくるのは、向かいのデスクの桃香である。
20代半ばの事務員だ。
電話をしながらも、こちらの様子を伺っていたようだ。
電話を切るなり、話に割り込んできた。

「いいな~。どんな人なんですか???」

「聞きたい聞きたい~」

丁度銀行かどこかへ出かけている一人を除いて、他の事務スタッフも集まってきた。
みんな機会を伺っていたようだ。
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