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NEXT 【完結】
第33章 wrong gossip
力強く押し付けられているのとは対照的に、羚汰の暖かい唇となめらかな舌が優しくゆっくりと稜に触れてゆく。

緩急をつけたその動きが、稜の体から力を奪ってゆく。

「んっ...羚汰っ...はぁんっ」

羚汰の指がコートのボタンをゆっくり外している。

「ん?何?」

既に7階に着いて1度ドアが開いて閉まっていたようだ。
キスをしたまま、開くボタンを押してドアを開けると、稜の体を引き寄せながらエレベーターから降りる。
そのまま、エレベーター横の壁に稜を押しやり、激しく口づける。

羚汰の舌が稜を求めて深く差し入れられる。
稜の舌を捉えると、激しくまとわりついて犯し続けた。

舌を交わす音と2人の熱い吐息が、エレベーターホールに響く。

ボタンを外し終わり、その前を広げて腕を稜のコート内に回し入れ、一段と自分に引き寄せる。

「ひゃんっ...つめた」

羚汰の冷たい指が、セーターをまくって素肌に触れた。
あまりの冷たさに、稜の体が跳ねる。

「あは。ごめん。チョーシに乗っちゃった」

手を服から出し、稜の頭を撫でる。

「...もう。もうすぐ部屋なのに」

オデコをくっつけるようにして、何度も軽いキスを繰り返す。

「だって、ココ、俺らの初チュウの場所じゃん?それ気づいたら止められなかった」

そう言われれば、確かに。
もう1ヶ月ぐらい前になるある日、ここの床に座って突然キスされたことを思い出す。

「あの時より、超キス上手くなったよね、稜」

笑いながら唇を親指でぷにぷにと触られる。

「あの時、すっごくびっくりしてたから」

「んー?それだけじゃないでしょー?」

羚汰に合わせるのに必死になって返しているうちに、自分でも最近変わって来ているのは感じる。

「...もう」

真っ赤になり、羚汰の胸を拳で軽く叩く。

「やっべ。超かわいいんだけど」

大きく口を開けて近づいてくる羚汰の口を両手で塞ぐ。

「部屋に入ろっ!」

目をうるませて羚汰を睨む。

「むーん。えー」

ニヤリと妖しく笑う羚汰の手を引いて部屋の方へ歩く。

ドアを開けて羚汰の部屋に2人で入った。
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