この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
NEXT 【完結】
第34章 羚汰side★
はじめドライヤーの音で気付かなかったが、もしゃもしゃの髪の中で稜がむふふと笑っている。

「...何?何、笑ってんの」

稜が笑っていると、俺もつられて笑ってしまう。

広がった髪を後頭部に流して、稜の顔を覗く。

「んー。彼氏に髪乾かしてもらうのって、なんかくすぐったいなーと思って」


...もう限界。上目使いで微笑まれたらマジでヤバイ。

髪がぼさぼさでも、男物のパーカーとズボン履いてても、めっちゃ色っぽい。

まだ半乾きぐらいだったが、ドライヤーを止めてコンセントを抜き、コードを巻きつかせる。

「羚汰?まだ髪乾いてナイんだけ...どっ...んんっ」

稜がベッドに腰掛けたその位置のまま、唇を奪い押し倒す。

口から洩れる吐息が甘ったるく響いて、益々羚汰の余裕を奪ってゆく。

稜の腕が、羚汰の首筋にまとわりつくようにして伸びてくる。

「んっ...んっ....はぁ、んっ」

必死に羚汰の舌使いに合わせて、舌を絡ませてくる。

吐息と水音が交った厭らしい音だけが寝室に響く。

舌を絡ませたまま稜の腰に腕を回して持ち上げ、ベッドの上に引き上げてゆく。

ギシギシとベッドが音を立てて上に引き上げると、首に回してきている腕を掴んでシーツの上に押し当てる。

合わせるように舌と唇をそっと離すと、急いでスウェットの上着を脱いだ。

稜の手が、脱ぐ動作に合わせるように胸のあたりを撫でる。

彼女の柔らかな手が肌を伝う感触が、堪らない。

慌てて、その手を掴んでもう一度シーツの上に押しやる。

「じっとしてて?」

そう言って、首筋からキスを落として、ゆっくりその先のファスナーと一緒に下までおろしてゆく。

ただそれだけの動作に、彼女の背中が軽く弓なりになり、甘い吐息が頭上で繰り返される。

「はぁっ...ん...」

ファスナーを外し終わると、ゆっくりと腰から手を入れて軽く反っている背中まで手を進め、稜の体を少しだけ起こしてから、パーカーをゆっくり脱がせてゆく。

わざとゆっくり、ゆっくり進む。

露わになった胸にわざと触らず、見向きもしない。

片腕を抜き取るために半身を起こし、抜き取ったあと、背中に大きく舌を這わす。

「...んはぁあっ」

ゆっくり体を戻し、もう片方からパーカーを抜き取る。
/1240ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ