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NEXT 【完結】
第34章 羚汰side★
「...稜はイキまくってたケド。俺はまだ全然足りない」

全身を這っていた手が太腿を掴んで持ち上げ、自分の体に沿うように動かしてゆく。

固くなったモノをぐりぐりと、持ち上げた稜の中心に宛がう。

「あっ...やっ」

「前の日あんまり寝てなさそうだったから、ガマンしたんだしー。元気になったんだったら、遠慮はいらないね?」

そう言って、甘い吐息を吐いていた稜の口に、自分の舌を差し入れた。

「んっ」

稜の唾液を吸い尽くすように搔き回す。

一段と稜の力が抜けて崩れ落ちそうになるのを確認してやっと離れる。

「...ベッド、行こ?」

稜が頷いたのを確認すると、手を引いて寝室へと進む。

「でもっ...。お弁当のおかずっ」

「弁当なんていいから」

稜の右手首をつかんで部屋に少し強引にぐいぐい連れて帰る。

早く彼女をベッドに沈めたい。

考えるのはそればかりだ。

「あっ、...でもっ、待って」

「何?」

今更何を躊躇っているのか...。

そう思ってため息をつきながら稜を振り返る。

「...キャベツ」

見ると気まずそうな稜の左手に4分の1ほどのキャベツが握りしめてある。

「もー。なんでキャベツ持ってんの」

これには思わず吹き出してしまう。

ほんっと、これまでのムードを一気に壊してくれる。

「そんなこと言ったって、お弁当何にしようかって...」

「ずっと今まで持ってたの?」

あのキスの間も?キャベツ持ったまま??

体の力が抜ける。

「だって、置くタイミングがなくってっ...」

少し拗ねたように言い訳をする稜からキャベツを受取り、足早に戻って冷蔵庫に戻す。



気を取り直して、寝室に稜を連れ戻りベッドに座らす。

肩にあったタオルで、ワザとわしゃわしゃと髪を乾かす。

「ちょ、羚汰ー。力強い~」

「また生乾きさしてたら、風邪ひくでしょ!」

ほんっと、この人はどれだけ人に心配させたら気が済むのだろう。


ドライヤーを取り出して、稜の髪を乾かす。


稜の髪の毛はとても細くしなやかで、俺とは全然違う。

濡れ髪でさえ色っぽくて、さっきから堪えるのがしんどい。

...そろそろ限界かも。
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