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第34章 羚汰side★

ヒクつく稜のナカからゆっくり抜いた羚汰の手は、手首の方までぐっしょりと濡れていた。

そのまま拭き取るのは勿体ない気がして、口に入れて舐めとる。

「やっ...」

「ん？美味しいよ？」

ワザと舌を出して、指の愛液を舐めとる。

稜も顔を起こし何をするのかと思ったら、顔を近づけてそこへ舌を這わせてきた。

羚汰の手を掴んで引き寄せ、とろんとした目を絡めながら舌を出し入れしている。


「！！」


ヤッバイ！超エロいんですけど！！！

さっきから俺はもう、そこに血が滾りっぱなしだ。

血管がどくどく沸いているのがわかる。


やべぇ。もう挿れないと...。


稜を軽く押しやってベッドに寝かすと、ゴムを取り出して装着しようとする。

取り出していると、後ろから稜の手がソコへ伸びてくる。


「！！」

さわさわっと柔らかいタッチで、俺の先っぽから先走ったモノが出てきそうになる。

「稜、いいからっ」

「...私もシタいの」


ほんっと勘弁してほしい。

稜の柔らかくしなやかな手に触られたら、それだけでイってしまいそうになる。


今までのオンナたちに、どんなに触られてもそんなことなかったのに。

稜は違う。

ソコにわずかでも触れるだけで、俺は昇りつめてしまう。


「ダーメっ」

軽くあしらうと、稜は少し拗ねたようだ。

ああ、そんな顔をさせたいワケじゃないのに。


でも拗ねたような顔の稜ですら愛おしくて、その顔を悦ばせたくなる。

ここは、素直に言った方がいいのかもしれない。


準備を終え、背中を向けて横たわる稜を後ろから抱きしめる。

「ごめんね。...俺、今、もう限界」

羚汰の反り返ったモノが稜のお尻に当たる。

「早く稜に挿れたい...」

掴んで稜のお尻からワレメを往復させる。

稜の愛液が絡まって、厭らしい音が部屋に響く。

「...い？」

耳元を舐めて吐息混じりに懇願する。

稜が頷くのと同時に、足を持ち上げながら後ろからゆっくり侵入する。

「...あっ...ああんっ...んあっ」

吐息のような稜の喘ぎ声以上に羚汰の声が響く。

「うっ...はぁっ...」

稜が驚いたように振り返る。

やっべ。大きな声が出ちゃった。いっつも我慢してるのに。
俺、恥ずかしくて今きっと顔が赤い。