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第35章 お迎え
「...っぁあああっ!あああっ!イっちゃうぅっ!!」

稜が、羚汰の膝に手を掛け仰け反るようにして上で飛び跳ね、体を揺らしている。
始めは自分で動いていたのだが、今は羚汰に下から強く突き上げられてその律動に耐えている状態だ。
胸は大きく乱れる様に揺れ、稜の愛液で濡れた羚汰のモノが、ソコに出入りする様子が羚汰から丸見えになっている。

「...スゴっ...エロ過ぎっ」

「ぁんっ、だってっ、りょうったがぁっ!」

朝、約束されられた通り、羚汰の上に乗って体を重ねている。

「いいよ。もっと動いて」

「...っ!も...もうムリぃっ...ぁあっ」

激しい動きに羚汰の足の上についた手が外れ、体ががくんとしなだれる。

「...こっちおいで」

羚汰が手招きをし、稜が体を前に倒す。

「...んっ、羚汰っ」

稜の体を抱きしめキスを交わすと、そこで畳み掛けるように突き上げを始める。

「んっはぁっ、ああっあっあああっ!...だめぇえっ!!」

「稜っ、かわいいっ」

「あっあんっ、りょうったっ、はぁんんっ」

稜のお尻を掴んで激しく上下を繰り返すと、交わりぶつかる粘着を帯びた音が部屋に響く。

しがみついていた腕をほどいて、稜がベッドに腕をついて上体をあげるようにして体を反らす。

羚汰が出来た隙間から稜の胸に手を伸ばし顔を埋める。

胸を舌が這い、大きな音を立てて吸い付く音が加わる。

「あぁっ、もうっ、ぁんっ...あっ!あああっ!!」

ついていた腕がぐらぐらっと揺れて羚汰の上に覆いかぶさる。

上体とは別に稜のナカは激しく波打ち、羚汰はそこへ最後の力を打ち込んだ。

「くうっ!...はっ...はぁあっ」

「...んっ...うっんっ...」

荒い息の中、深いキスを交わす。



「...稜?大丈夫?」

ぐったりと羚汰に重なったまま動かない稜の髪を羚汰が除けていく。

「ん...はぁっ」

なんとか動き出した稜をゆっくり横へ寝させ、始末をすませ、抱き合って布団に入り直す。

「稜、スゴかったんだけど...」

「...うん」

稜は自覚があるのか、羚汰の腕の中で小さくなっている。

「また何かあったの?なんか怖いんだけど」

「...実はね...」

「マジで?今度はどのウワサ!?」

「違っ...違うの。そうじゃなくて...」
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