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NEXT 【完結】
第5章 女子会
「...もっと、奥っ...奥にっ」

いつもの時間に始まったようだ。

稜は、また目が覚めてしまった。


「...おくぅ...突いてぇーーー!あああ!!!」


今日も激しいな...。

稜は、アソコがじんじんするのを感じた。
昨日、久しぶりに弄んだからか、今日も刺激を求めていた。

隣の情事に体が反応するなんて、どんなにはしたないことだろうか。
そう思ったが、その背徳感さえ稜を狂わせる。

「...イイっ!!...奥にっ...アタってるぅ...」

...これは、バックかな。


稜は、うつ伏せから、お尻を高く持ち上げ膝をたてる。
足の間から、右手を忍ばせた。
反対の手は、胸をつつみこむ。

「...あんっ!...もっと...もっとぉ!!」

はやくしないと、おわっちゃう。

稜は手を早めた。

目をつぶり、後ろから突かれているのを想像する。
あの柔らかそうな髪をたなびかせて、あのしっとりとした色っぽい眼差しを向けているのに、腰は激しく動いてナカを突くー。
そう考えると、より一層溢れてくる。

「...んっ」

稜も思わず声が漏れる。
隣はずっと叫ぶかのように喘いでいるので、稜の声は聞こえないはずだが、それでも声を出すのはためらわれた。

「...好きっ!!...ああっ、ダメっ!!イっちゃうっ!!」

「...んんっ」

「...あああ!!イっちゃうううう!!!」

隣の彼女はイってしまったようだ。

やだ、私まだ。

と稜が焦っていると、壁から伝わる振動音はまだ続いている。

...リョウは、まだイってないんだ。

そう思うと、ぞくっとした。

「...んあっ...やめてっ!...おかしくなっちゃうっ!!」

イった彼女をまだ攻め続けているのだろう。悲鳴に近い声がする。

そんな姿を自分に書き換えて想像し、稜は果てた。

隣も同じぐらいに静かになった。

『...またしちゃった...』

稜は、罪悪感にまた少し襲われながらも、心地よい眠りについた。
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