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NEXT 【完結】
第5章 女子会
次の日の水曜日の夜は、いつものが始まらなかった。

少し期待をしていた稜は、ちょっとがっかりする。

がっかりしている自分に気づいて、すっかり期待している自分にショックを受ける。
大体、いつもの時間に起きてしまっている。

『私、変態かも...』

どうしよう。こんなこと、誰にも相談できない。

しかも、相手が隣に住む一回りも歳の離れた大学生とか...。

イタイ...イタ過ぎる...。

元々、稜は年上好きだ。

3年前に別れた元カレは、十歳上だった。
バツイチで、子どもが2人いたが元奥さんが引き取っていた。

十歳違うからか、稜のことをとても優しく扱ってくれた。

だが、別に暮らしている子どもたちに何かあると、そちらに行ってしまう。
授業参観や運動会。そして、長い夏休み。怪我した、病気になったー。
休みの度に、子どもを優先された。

ずっと稜は我慢していたが、表には出さなかった。
子どもを大事にする彼も好きだったからだ。
向こうも、理解ある稜に感謝していた。

2年半付き合っていたが、ある時突然、別れようと切り出された。

もっと甘えて欲しかった。泣いて縋って止めて欲しかったんだー。

そう言われた。

子どもたちを優先する僕に、腹を立てて欲しかった。
君に笑顔で送り出されると、必要とされてないと思える。
そんな君を、子どもたち以上に考えられないー。


その時、稜ははじめて泣いて縋ったが、もう遅かったらしい。
何度も話し合ったが、彼の考えは固く、別れたいの繰り返し。

稜は別れを受入れた。
しかし、それは、稜を手放した彼が、復縁を望むだろうと考えたからだ。

私以上の理解者はいない。

そう思っていた。

3ヶ月後、彼は16歳年下の、21歳の子と再婚していたー。
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