この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
NEXT 【完結】
第39章 深まり
しばらく繋がったまま呼吸を繰り返していたが、思い出したかのようにどちらともなく顔を寄せて舌を絡めてゆく。
ゆったりと柔らかく包み込むように躍動を繰り返す羚汰に、稜はやっとの思いでしがみつく。

「んっ...んんっ」

「はぁっ、ああ、稜」

「...んっ」

激しいキスが終わっても、見つめ合いながらついばむような軽いキスを繰り返す。

名残惜しそうに稜の髪を撫でていた羚汰が、小さくため息をついて素早く稜から離れてゆく。

「...あっ」

稜も思わず声を漏らす。

「すぐ戻るから」

声にすこしだけ笑いが含まれている。
稜は恥ずかしくなって体を横たえる。

始末を終えた羚汰が帰ってきて、うしろから稜を抱きしめる。
最近、この体勢によくなる。
向き合って抱き合うより密着度が断然増して、羚汰の肌が心地よい。

「...ほら、すぐでしょ」

「ん...」

羚汰のキスが後ろから肩や首に落とされる。

「今日...すごかった」

いつも羚汰には驚かされてばかりだが、今回は特にすごかった気がする。やはり久しぶりだからそう感じるだけだろうか。

「気持ちよかった?」

「うん...」

「一週間は長いね。スゴク、すごーくシタかった...」

そう言いながら、手を回して稜の胸をふにふにとゆっくりと弄る。

「...ぁっ、ダメっ...イったばかりで...ぁんっ」

「ずっと我慢してたんだからいいでしょ?」

耳元で妖しく笑っている。

「...私もっ、我慢してたっ、んっ」

稜が顔を少し反転させて、羚汰の唇に寄せる。

舌が軽く触れるキスをしながら体を向かい合わせる。
このほうが、羚汰の手が届きにくいかもしれないと思ったからだ。

稜の顔を撫でながら、嬉しそうに羚汰が聞いてくる。

「稜も我慢してたの?シたかった?」

「ん...。アノ日でも、したくなるんだよ?」

「マジ!?」

羚汰の目が輝いた気がして稜が慌てる。

「しないよ!しないけどね!!」

「そう...」

女の子の日でも、やるひとはやるって聞いたことはある。
でも、グロいし、稜はお腹も酷くはないが痛むので、そんな気にはなれない。
羚汰がヤリたがっても困る。稜は必死で話を変える。

「羚汰は?一週間、キツかった?」
/1240ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ