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第39章 深まり
「うん。ちょーキツかった。稜もずっと我慢してんだしと思って、なんとか耐えた」

その口ぶりは...。

「うん。1人でもシテないよ。だから、ほんとに一週間ぶり?」

それで納得だ。
羚汰がいつもより激しく感じたのは、その為だったのだろう。
それを聞いてなんだか恥ずかしくなる。

「だから最初気持ち良すぎて、ガマン出来なかったんだよね~」

少し照れたようにして、稜の手を掴んで口づける。

「でも、稜もすごい声だったね?」

羚汰が嬉しそうに稜を覗き込む。

「...え。うそ」

「嘘じゃないし。ずっと気持ちよさそうに喘いでたよ?ちょー可愛かった。『ああ、りょうたぁっ、りょうたぁーっ』って」

楽しそうに稜の真似を繰り返す羚汰の口を、真っ赤な顔の稜が塞ぐ。

「もう、やめてよっ。恥ずかしいっ」

狭い布団の中で2人でじゃれあって、転がり回る。
思い立った稜が羚汰の脇腹を集中的にくすぐる。
羚汰も仕返しをするが、あまり効果はない。

「あははっ、くすぐったいっ、降参、こうさ~ん!!」

脇腹を抱えるようにして、羚汰が笑い悶えている。

「もうしない?」

「ごめん。もうしないからっ」

やっとくすぐり合いが終わり、そのままの態勢の互いの体を抱きしめるようにしたまま呼吸を整える。
羚汰が笑いすぎてケホケホと乾いた咳をしている。

「笑いすぎで喉いたっ」

「私も~」

「水、取ってくる」

「ん。私のもお願い」

羚汰がすばやく落ちているスウェットを着て、台所へ向かった。

稜も、ベッドから手を伸ばしてではあるが、部屋着のワンピースを探し出して着る。
ショーツは...羚汰が引き抜いて飛ばしたのか、どこにあるかわからない上に、きっとあれだけ濡れていたらもう穿けない。

布団から出てクローゼットに向かおうとした時、羚汰が向こうの部屋から帰って来た。

「え。何で服着てんの?」

「なんでって、羚汰だって...」

「俺は向こうに行くのに寒いから。服なんてまたすぐ脱ぐよ?」

え。また脱ぐの?

そういう顔を一瞬、稜がした。

最高の笑顔で羚汰が笑う。

「トーゼンじゃん?稜、明日休みでしょ」

「...そうだけど」

「はい、お水」

でも、と言い返そうとした時、ペットボトルが手渡される。
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