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第41章 約束の約束
「誰も見てないよ」

「...でもっ、屋上だしっ」

稜たちのマンションは7階建で、周りはマンションより住宅のほうが多い。
すぐ隣にあるマンションは5階建てで、この屋上はまるっきり見えないはずだ。
少し離れたところに同じぐらいの高さのビルがあるが、これは建設中の分譲マンションで、まだ骨組みが出来たばかりのもの。
随分離れたところに団地があるが、その屋上は識別出来ないほどだ。

「だから、大丈夫ー」

「んっ、あっ、そんなっ」

「...そんなに気になる?じゃ、暗くしよっか」

そう言うと、稜のナカからするりと指を抜き、舌で舐めとる。

「んはあっ...」

羚汰からの攻めからやっと開放され、稜はその場に座り込み、荒くなった呼吸を必死で整える。
体が軽く痙攣を繰り返し、力が入らない。

机の上にあったキャンプ用品のランタンや、まばゆく光るイルミネーションを消してゆく。
床の上でゆらめくキャンドルーと思っていた、キャンドル型のLEDも、半分ほどを消してゆく。

「それ...本物のキャンドルかと思ってた。...ニセモノなの?」

「あ、これ?うん。そうだよ。お店のテーブルに置くやつ借りてきたんだ。本物だったら、風で消えちゃうと思って。結構リアルに光るでしょ」

元々そんなに明るい方ではなかったが、屋上ががくっと暗くなった。

「こんぐらいでいいかなー」

短い間であったが羚汰は何か考え、いくつかのうちの一つのイルミネーションは付け直した。
ゆるやかな点滅を繰り返すように設定しなおしているようだ。

羚汰が、稜の近くに戻ってくる。

「...稜」

頬に手が添えられ、体がぴくりと反応する。

「暗くしてみたけど、ココじゃ嫌だ?」

唇がちゅっと音を立てて重なった。

「ダメ?」

また短く唇が音を立てて吸われる。

「本当にヤならやめる...」

そう言って、また唇が吸いつく。

「俺は今すぐココで稜とヤりたい...」

そう言って今度は首筋に吸い付いた。
キスをしながら少しずつ近づいていたようで、羚汰の膝の上にまた座らされている。
羚汰の指先がゆったりと太腿を行き来する。

先ほど途中でやめられて、稜のナカはうずいて続きを欲していた。

それをわかっていて、羚汰の指先がじれったくお尻から太腿の裏の辺りをうごめく。
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