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NEXT 【完結】
第44章 Situation
玄関のドアを開ける。

もつれるようにして2人は玄関に入った。

「...りょうっ、たぁっ、...んっ、まだ玄関っ」

ショートブーツが玄関の段差に引っかかるようにして脱げる。

羚汰が素早く靴を脱いで稜を抱え込むと、唇は重ねたまま一直線に寝室へと進む。

ベッドに稜を投げるようにして寝かせると、エアコンをつけた。

「シャワー浴びたいから」

そう言って立ち上がろうとする稜の腕を引っ張って、ベッドの縁に座る自分の膝の上に座らせる。

「だーめ」

稜の背中から抱え込むようにして抱きしめる。

「だって、まだこの部屋も寒いし...」

そう言っている稜のコートのベルトをするりと解いて脱がせ引き抜く。

「じゃ、服着たままでいいよ」

「そんな...」

その体勢のまま稜の顔を自分に近付けてまた口づける。

「んっ...」

口づけたまま、器用に片腕ずつ自分のブルゾンも脱ぐ。
服の上から稜の体の上を、羚汰の手が這いまわる。

「...どうせならさ」

「な...に?」

何かを思いついたのか、おでこをくっつけたまま羚汰が嬉しそうに笑っている。

「ここがさっきの映画館と想定しない?」

「?どう、いうこと?」

羚汰が稜のセーターの中に手を入れる。
冷たい手が、肌に触れて体がぴくっとなる。

「んー?今座ってるのは、さっきのカップルシートで。...あの、水槽がスクリーン」

丁度2人の正面2メートルほど先に熱帯魚の水槽があり、青い光を放ちながら魚が泳いでいる。

「...っ」

羚汰の手がブラジャーのホックを外す。
すかさずもう片方の手が、ゆるくなったその下からその中にするりと入ってゆく。

「他の客もいるから、バレないように服を着たまま...ね」

「...そんな」

稜の胸を柔らかく触っていた羚汰の指が、ふいに頂をつまむ。
そこはもう固くなっていて、少しの刺激で稜の体がうねる。

「やっ...」

「楽しそうじゃん?」

そう耳元で囁いて、そのまま口に入れ舌で転がす。

「はぁあんっ...だめぇっ...」

「あんまり声を出すと、周りの人に気付かれるよ?」

嬉しそうな羚汰の声が続く。

「俺は気付かれてもいいけど、稜は嫌なんでしょ」

「...いやっ」

両手が胸を柔らかく揉みしだく。
舌が、首筋を舐め上げる。

「じゃ、ガマンして?」
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