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NEXT 【完結】
第45章 お見合い
「洗ってるだけなのにー」

くすくす笑う声がする。

「もうっ」

「はい。今度は足洗うから前向いて」

もう、逆らっても仕方ない。
素直に羚汰の方へ向く。

羚汰もそれが分かったのか、にやりと笑って、稜の片足を担ぐようにしてスポンジを這わせる。

「あっ」

稜が、慌てて浴槽を掴んでバランスを取る。

足の指や裏まで丁寧にスポンジが行き来する。

「んっ、あっ、くすぐったいんっ」

笑いながら、羚汰が終わってくれるのを耐える。

「...そんな声出したらダメだよ」

真剣だった羚汰の目に色が浮かんでいる。

「だって羚汰が...」

太ももの内側をスポンジが通過し、付け根を軽く通り過ぎる。

「...っ」

声を出さないように、浴槽を握る手が強くなる。

羚汰はなに食わぬ顔でもう片方の足にとりかかっている。

お互い無言のまま洗い終わる。

「...はい。終了」

長く感じた沈黙が終わって、羚汰がスポンジを稜に返す。

「背中洗って」

そう言ってくるりと背中を向ける。

「ん...」

稜は、ボディソープを足して、羚汰の背中を洗う。

適度に筋肉がついた背中はとてもセクシーに映る。

「...ふふっ」

稜が背中にスポンジを当て動かすと、羚汰から笑いが起きる。

「くすぐったい。力弱すぎ。そんなんじゃ洗ったうちに入らないよ。もっと力入れて」

「こう??」

稜が力を込める。
人の体を洗うのは初めてで、力加減がわからない。

「うん。いいね」

「ほんと?強くない?」

「大丈夫〜」

必死に背中を洗い終わり、泡まみれになった稜が立ち上がってシャワーを取ろうとして、足を滑らしそうになる。

「きゃっ」

「おっと」

瞬間、羚汰が抱きしめる。

泡まみれのまま抱き合うと、その泡のくすぐったい感触がいやらしい。
しばらく見つめ合うも、稜が視線をずらす。

「ごめん、ありがと...もう、大丈夫だからっ」

「...これは反則じゃね?我慢出来ないんだけど」

稜の耳に囁きながら羚汰の唇が這う。

泡まみれの中でも、稜の胸の先がツンとして、羚汰の肌に触れている。

「やぁっ、あっ、...だ...め」

その固くなった先を優しく指が撫で、膨らみごと包み込む。

「めちゃエロいんですけど」

より荒くなった羚汰の息が首筋をくすぐる。
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