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第45章 お見合い

「部屋、行こうよ...」

こんな所でするのは狭くて不安定だし、何より声が出せない。

「んー、もう待てない」

浴槽から出ようとする稜の体を抱きしめる。

「稜は？シタくないの？」

耳元で切なそうに尋ねる。

広げた指でお尻を掴んで羚汰自身に擦り付けるようにし、耳元に顔を近づけている。

「んっ...」

硬い憤ったモノが下腹部に挟まれている。

狭い場所に手を差し入れてその先を触ると、首筋に這っていた舌がビクッとした。

それから、ふふっと首元で笑ったかと思うと、体を少し離して、稜の中心に手を伸ばす。

羚汰に触られて稜もビクッとなり、握る手に力がこもる。

「...んっ...はぁっ」

「ん...」

互いに、ゆっくりと相手のそこへ手を伸ばして触り、舌を交わす。

稜は無言のまま促され、浴槽に片足をかけて足を広げさせられる。

舌を交わす音、互の指が作り出す音、それらを取り巻く荒い吐息が狭い風呂場にこだまする。
それらの音が交わりあって、高く高く２人で上り詰めてゆく。

次第に舌を交わすことを忘れ、稜は喘ぎ悶えることしかできない。
足ががくがくし始め、立っているのがやっとだ。
それでも握った手を離さない。

「やあっ...もうっ、もうっだめえっ」

「...おれもっ、もう限界っ。イれてい？」

稜は、なんとがうなづく。

羚汰の手が蜜が溢れる場所からゆっくりと抜き取られ、広げた稜の足をゆっくり湯船につける。

なんとか呼吸を整えている稜を眺めながら、ゴムを取り出し素早く装着する。

「...そっち、向いて？」

「ん...こう？」

稜は、背中を向けお尻を突き出すようにして、壁に手をつく。

「はっ、凄いエロいね...」

ゴムを付けたモノを稜のそこへあてがう。

音を立てて蜜をまとい、その場所で往復させる。

「...んっ」

先をほんの少し入れては、稜を焦らす。

稜の腰が揺れ、羚汰を誘う。

「んっ、はやくっ...」

「はっ、いくよ」

音を立てて、ゆっくりと羚汰の体が進む。

久しぶりに羚汰を受け入れる稜のナカは、進むごとに苦しいほどの快感を広げる。

「あっ、ああっ、スゴイっんんっ」

「あぁ...キツっ」

ゆっくりと奥まで差し入れ、しばらく馴染むのを待ってから、少しずつ動き出す。

「...んっ、...あっ、んんっ」