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第45章 お見合い
羚汰がゆっくりと稜の体を揺らし、自分の腰を動かす。

次第に重なる音が高く響き、稜の喘ぐ声が大きくなる。
響いて外まで聞こえはしないかと抑えてみるも、そう上手くいくわけもなく、律動に合わせ声は漏れ出てしまう。

「あっ、んんっ、...んはぁっ」

足元のお湯が高く波打ち、湯気を立てる。

シャワーも二人の体にあまり当たらない位置で出しっぱなしなので、風呂場に湯気がこもり、稜の息苦しさが増す。
しかし、止めてしまっては、体がほぼ湯船につかっていない二人の体が冷めてゆくと思われた。

稜は、壁に手をついてもたれていたが、体がどんどん前のめりになり、いつしか風呂の縁をにぎりお尻を高くしている。

右側は縁が壁に面していて掴みどころがないので、手ががくがく外れそうになる。

それを見つけた羚汰が、右手を引っ張り、稜の体をひねるようにして起こす。

「あっあっああっ、やああっ、もっもうっっ」

胸を鷲掴みにして引き寄せ、稜の唇を奪い舌を交わす。

呼吸の荒い羚汰の吐息が耳元をかすめて、稜の体に与えられる様々な刺激と相まって、稜の体を久しぶりの果てに追いやろうとする。

この快楽の波にこのまま留まっていたいのに、意識を失いそうになる。

「んぁああっ、イっちゃううっ、イクイクイクッ」

「稜、...稜。ああっ、スゴイっ」

うねるように締め付け、奥へ奥へと誘う稜のナカを、羚汰が突き上げる。

滑りそうになる水中の足元が何とももどかしく、自分が誘っておきながら、風呂の中という状況を恨めしく思う。

稜の心もカラダもすべて、自分以外の何者も入る余地などないものにしたい。
その想いが、羚汰の体を突き動かし、激しくしてゆく。

「稜っ、...俺の名前、呼んで?」

「ああっ、りょ、りょぉったぁっ」

「...もっと。もっとだよ」

耳を口の中に入れ舌で弄びながら、熱く囁く。

「りょおったぁあああっ、りょおたっ、ああああっ!!」

「稜っ、...ああっ」

稜が迎えるのに合わせるように、羚汰も最後の力を込めた。

羚汰がきつく回した腕の中で、稜の体が激しく跳ねてそれから体がぐったりし、痙攣を繰り返す。

前のめりに倒れそうになるその体をなんとか抱きしめ直して、ゆっくり2人で湯船に浸かる。
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