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第47章 思い込み
ユウの車に乗り込んで、皆でワイワイとラーメン屋に向かう。

もう時間的には、羚汰はバイトが始まっているだろう。
無事済んだことだけをLINEで伝える。


車内では、すっかり目がハートになっている麻衣と里奈が、ユウを質問攻めにしている。

ユウはそういう対応に慣れているのだろう、のらりくらりとかわしていた。

あまりにも華麗にスルーされるので、麻衣たちも脈なしと諦めてきたようだ。


ウワサの塩ラーメンのお店は、大学生の街にあることもあって、超満員&大行列だ。
入り口にあるボードに名前を記入し、寒いので車で待つ。

ヒマだヒマだと言っていると、ユウが年末の某お笑いドッキリ番組を録画したDVDを出してきてそれをみんなで見る。

車が揺れるぐらい大笑いしていると、あっという間に順番が来て呼ばれた。

店内は人と音がごった返していて、新しく出来たお店もあってか店員さんまでもがわちゃわちゃしていた。
会話をしようと思っても、相当声を張り上げないと通らない。

結果、もくもくとラーメンを食べて、早々に店を後にした。

「高崎さん、本当に御馳走になっていいんですか」

「いいのいいの。これぐらいさせて?」

ユウはともかく、女性陣はラーメン1杯ずつと皆で餃子1皿だけだ。

「ごちそうさまでーす!」
「ありがとうございました!」

「ゴチになりました」

ユウが気まずそうに頭をペコリと下げる。

ユウは、ラーメン大盛りの他にチャーシュー丼と餃子、ライスの大盛りをペロリ平らげた。

このお店には替え玉制度がナイらしく、それを後で知ってしょんぼりしていたぐらいだ。


「ううん。ユウくんには、こんなぐらいじゃ足りないぐらいホント感謝してます」

あの時、ユウがいなかったらと思うとぞっとする。

会社の山本さんや他の男性スタッフには絶対無理な芸当だ。


「じゃ、皆さんを駅まで...」

「はーい」

再びユウの車に乗り込み、途中辞めになっていたDVDの続きを見ながらあっという間に、駅に着く。

稜も皆と同じように車を降りようとして、ユウに呼び止められる。


「あの!リョウさんは、家まで送りますっ!」

「...え」

「リョウにくれぐれもって頼まれているので」

リョウにリョウでややこしい。
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