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NEXT 【完結】
第48章 la corte の人たち
キスをしながら、羚汰が稜のガウンを脱がせてゆく。

ガウンが開くと、紺色のパジャマが現れる。

昨日の赤のパジャマの色違いだ。
上着だけを着ていて、ズボンは履いていない。

それに気づいた羚汰が、眺めながらにまにまと笑っている。

「ん?どうしたの?」

「ちゃんと上だけー」

「だって...はぁ、んっ」

羚汰の舌が稜の口内を動き回り、首筋から耳元まで這い回る。

「ではお嬢様には、ご褒美をあげなくては、ですね」

耳を食みながらそう囁きながら、パジャマ越しに這い回っていた指先がボタンを外しにかかる。

音を立てて耳を舐め回し、わざと吐息がかかる。

羚汰の艶かしい息使いで、稜は体が熱くなってゆく。

「んっ...はぁっ...」

いつの間にか、パジャマの前が全て外され、静かに揺れる胸が顕になっている。

かすかに触れる羚汰の指が、ゆっくり肌の上を移動してゆく。

そのじれったい感覚に稜の体がうねる。

「ん...羚汰...」

「何ですか、お嬢様」

いつもなら馬鹿らしいと思えるのに、なんだか自然で本当に執事のようだ。
さっきから心臓がいつもより早く鼓動している。

「...舐めて?」

顔をそむけたまま、かすかに囁くようにそうつぶやく。

羚汰は、ふっと笑ったようだ。

「どこですか?」

わかっているのにわざとだ。

「ここ?」

羚汰の舌がねっとりと唇を舐める。

「それとも、ここですか?」

次は首筋から顎にかけてをべろりと舐めあげられる。

「ん...。ちがっ...」

「では、こちらかな?」

今度はへそ周りから胸の谷間にかけてをゆっくり舐めあげる。

稜の体が期待に反ってしまう。

「おね、がいっ...」

「ちゃんとご命令頂かないと、どこか分かりませんよ?」

そう言いながら、稜の両腕を頭の上に持ち上げ、胸の膨らみをかすめるようにして、脇のあたりを舐めあげる。

「っ...。いじわ...るっ」

楽しそうに羚汰が声を殺して笑っている。

「ほら、早く言って?」

パジャマを持ち上げ腕の内側を舐めながら、囁く。
きらりと光る目と視線が合うと、体に電気が走ったようになり、羚汰から目が離せない。

稜は、舐められていないほうの腕をゆっくり下ろして、自分の胸の先を指先で触る。

「...ここぉ」

ふっ、と今度は声に出して羚汰が笑う。
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