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第48章 la corte の人たち

「痛い？もう辞める？」

「...やっ、辞めないで」

羚汰が嬉しそうに微笑んだのがわかる。
同時に、さっきイったばかりの体が、また大きく揺さぶられ始める。

長い髪がシーツの上で不規則な渦を作り、稜の顔を覆い尽くす。
稜は、それを跳ね除ける事も出来ず、ひたすら声をあげる。

それに気づいた羚汰が、手を伸ばして髪をよける。
出てきた顔に吸い寄せられるようにして、体も倒して頬にキスを落とす。

太ももを掴んで寝かせ、足を閉じる。
その上に覆いかぶさるようにして、羚汰が腰を動かし続ける。

「んっ、...ぁんっ、そこはぁっ」

「気持ちい？」

「はぁっ...いっ...気持ち、いい」

気持ち良すぎて、おかしくなりそうだ。

「くっ、俺っ、もっ」

羚汰の動きが早くなり、２人のぶつかる音が響く。

稜が顔をあげて、羚汰とキスを交わす。

「んぁあっ、ああっ、イっちゃっ...はぁああんっ！！」

稜が唾液を振りまくようにして何度目かの果を迎える。


うつ伏せた稜の太ももをまた掴むと、向きを変えてゆく。

「...んふぁ」

羚汰の導くまま、手を伸ばしてその首にしがみつく。

稜の好きな体位だ。

「んっ」

汗ばんだ体が密着する。

羚汰はまだシャツを着ていて、もどかしい。

舌で互の口内を激しく蠢く。

「これ、脱がないの？」

シャツの中に手を入れて、肌を弄る。

羚汰が笑いながらも、舌を入れてくる。

「稜が、これがイイって言ったんじゃん？」

稜がシャツに手をかけてゆく。

羚汰も腕を伸ばして手伝うと、稜によって乱暴に脱がされる。

羚汰がキスをしながら笑う。

「乱暴なお嬢様ですね」

「もう、イイよ。...羚汰とシたい。...んっ」

そう言いながら、腰を大きく動かしてゆく。

「さっきからずっとシてるけど？」

「...もっと。もっとして」

「稜...」

羚汰が、稜の顔にかかる髪をよける。

「羚汰でイッパイにして」

羚汰の目を見つめて、稜が言い放つ。

命令とでも言えるような言葉なのに、羚汰が嬉しそうに笑う。

「いいよ。イッパイしたげる」

稜の体がベッドに倒され、また口内を犯される。
足を大きく広げられ、そこに腕をつくようにして、羚汰が深く奥に奥にと体を進め始めた。