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第49章 la corte の人たち２

羚汰の唾液で濡れ益々生地が透けた上に、まとわりついてより一層いやらしく写る。

その先を羚汰が指で弾く。

「ひゃんっ！」

にやりと笑った羚汰の顔が近づいて、唇を割って舌がぬるりと侵入する。

息をつかせないほどの応酬に、稜の呼吸が苦しくなる。

「んんっ、...んふぅ」

「今度は稜が、執事な。女執事」

「おんな、...執事？」

そんな風に呼ぶのだろうか。

「て、ことは...俺は？」

羚汰が、稜の唇をぷにぷにと触っている。

「...ご主人様...？」

「はっ。ヤバイそれ」

羚汰がまた舌を絡めてくる。

「もっと呼んでみて」

「ご主人さまぁっ、んふっ」

羚汰の指が、稜の中心をするすると撫で回し、突起を指で捏ねる。

「執事、エロいな...。稜が襲いたくなるのも分かるわ」

そう言いながら、蜜があふれるナカに指が差し入れられる。

「んっ、襲って、...ないいっっ」

「うそー。クローゼットの前で全裸で抱きついてきたのは、どこの誰だっけ？」

指が稜のポイントをゆったりと刺激し続ける。

「...はぁああんっ！」

羚汰の腕の中で、稜の体がうねる。

「しかも、その後、何した？」

「...っ！...んっ、んんっ」

羚汰の指が執拗に動かされ、稜は体がガクガクと震え始める。

「ふ、ふぇ...らぁっ」

「えっろ...」

羚汰がまた舌を入れてゆく。

くちゅくちゅと両方から水音がして、稜は正気を失いそうだ。

「りょうっ、たぁ...もうっ」

「ん？羚汰、じゃないでしょ？」

羚汰が囁きながら、耳の穴に舌を入れる。
音がより一層響いて稜をおかしくする。

「ごしゅっ、じんっ、さまぁああっっ！！」

羚汰の首にしがみついて果てると、羚汰がその体をそのままゆっくり抱えて、上下逆になる。

「...はぁっ、んっ、...んっ」

まだ痙攣を繰り返す稜の体を、仰向けになった羚汰がシャツの中に手を入れ優しく撫でる。

また舌を交わし離れると、しがみつく稜にゴムを渡しながら優しく言い放つ。

「ほら、稜がやって」

なんとか呼吸を整えた稜が、上半身を起こす。

「...ん」

袋を開け取り出し、ゴムを被せるのに指先でそろりと触ると、羚汰が息を吐く。

稜は、ふと思いついてしまった。