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NEXT 【完結】
第49章 la corte の人たち2
次第に体がぶつかる音が激しくなる。
羚汰が言うように、音で大量の蜜が羚汰のそれにまとわりついているのがわかる。

「ああっ、あっあっ、...スゴイぃっ」

「りょうっ、俺、もう、ダメかもっ」

いつもより眉間に深いシワが入っている気がする。
そんな羚汰に抱きつき、稜も頷く。

「わたしもっ、ああっ...やぁああっ」

それを合図にしたかのように、羚汰が突き上げを激しくする。

「あっぁっあっ、...イっちゃうっっ!」

「...おれもっ、ああっ!!」

2人は固く抱き合ってその時を迎えた。



「マジでスゴかったんだけど...。稜は?」

布団の中でまた羚汰が稜を後ろから抱き抱えている。

「ん...。気持ち、よかった...」

稜は、すこぶる疲れて眠く、起きているのがやっとだ。

「執事の稜、ヤバ過ぎなんだけど?」

落ち着いて思い起こしてみると...。
何てことをしてしまったのだろう。

「やだ。もう、言わないでー」

真っ赤になっているであろう顔を両手で覆う。

羚汰がしたみたいに、攻める執事になりたかったのに、後半どころか最初からグズグズだ。

考えれば考えるほど、恥ずかしさが増す。

「なんで?超良かったって言ってるのにー。俺もうヤミツキになりそ」

「うっそ!」

羚汰が声を殺してふふふと笑っているのが、首にかかる息でわかる。

「笑いすぎっ。...だって、執事ってどうすればいいのかわかんなかったんだもの」

「それは俺も」

その言葉にびっくりして、肩から振り向く。

「嘘!」

「嘘じゃないって。全然わかんなくて、超テキトー」

そう言いながら、稜の顔にキスをする。

「でも、やってて楽しかった」

それはそうだろう。
執事の時の羚汰は、実に生き生きとしていたように思う。

羚汰がにこにこ笑いながら、優しく稜の顔を撫でまた唇をぷにぷにしている。

それから顔が覆いかぶさり、そっと唇が触れる。

羚汰の嬉しそうな顔が離れて、稜も顔がほころぶ。

「もっと話してたいけど。さすがに、もう寝よっか」

「ん、今何時」

「わかんない。でも、もう寝ないとヤバイのはわかる」

「ふふ。だね。オヤスミ」

「おやすみー」

体に巻き付いている手と指を絡ませ、自分にもっと引き寄せるようにして稜は眠りについた。



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