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第52章 旅行 〜中編〜
その淫らな格好と羚汰の舌使いに、稜のナカから大量の蜜液が溢れ、それをじゅびじゅびと音を立てて吸い取ってゆく。

「はぁあっ...そんなにっしたらっ...はぁっ」

腰を何度も痙攣させて、稜がイキそうになると、直前で羚汰が離れてゆく。

口の周りの蜜を舐め、手で拭いながら体を起こす。

「な、...んでぇっ」

もう少しでイけそうだったのに...。

呼吸を整えながら、稜が顔だを向けると、羚汰の顔が近づいてくる。

舌を交わして終えると、太腿が引き寄せられ、羚汰の固くなったものがそこに押し当てられる。

「...入れるよ。一緒にイこ?」

小さく頷き、手すりを掴む手を強くしてたのと同時に、稜の体に衝撃が突き抜ける。

「んっ...はぁああんっ」

稜の体が大きく反り返って、目の前に紗がかかる。
上半身の力が抜けそうになるのを、必死で手すりに捕まり、ナカのモノが馴染むのを小刻みに震えながら耐える。

ここの所忙しくて、この4日ほど体を重ねていない。
久しぶりに感じる快感に、体が激しく反応する。

「は...っ...ホント、ヤバイ」

羚汰は、激しく蠢くナカの動きに耐え、稜の顔にかかる髪をよける。

「...動くよ」

「もうっ?...まだっ」

「もーガマン出来ねー」

小さく痙攣を繰り返していたが、羚汰がゆっくりと動き出し、その律動に体が揺さぶられる。

「んっ...あ...はぁっ...」

「...ごめん。久しぶりで、余裕ナイかも」

その言葉通り、羚汰の動きが激しくなってゆく。

「んんっ、んはっ、...んふっ」

「稜...。ここ、ウチと違うから、声出していいんだよ?」

声を我慢している稜の背中に近づいて、その胸を揉み、羚汰が声を出させるようにワザと激しく突き上げる。

マンションの風呂は、共同の廊下に換気扇がつながっているので、声が部屋のように出せない。
今日は、山奥の回りに何もないロッジ。
どれだけ声をあげても、誰に聞かれる心配もない。

「...んんっ、あっ、...はぁぁっ」

「もっと、乱れて?」

胸を揉んでいた片方の手が、稜の中心に伸び、ぷっくり膨れた場所を攻める。

「っっ!!そこはっ!...ぁあああっ!!」

足をガクガクと震わせて、稜が果てる。

その体が崩れないように、羚汰がしっかり引き寄せる。

「はっ、はぁっ、んっ」
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