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第52章 旅行 〜中編〜
肌触りがいいシーツの中で、2人の足が絡み合う。
指先でまさぐり合い、肌を寄せる。
柔らかい布がまとわりついて、2人をより密着させるかのようだ。

羚汰の髪は完全に乾いているようで、ふわふわとした髪が、月明かりに透けて光っている。

顔を寄せ合い、頬が触れ、吐息がかかる。
片手を伸ばして、羚汰の指と絡める。

「羚汰...」

「ん?」

羚汰が顔を近づけ、鼻と鼻がくっつく。
後少しで唇が触れそうだ。

「何?」

降り注ぐ月明かりのように優しげな瞳が降ってきて、心から音がするかと思うほど、キュンとなる。

「...な、んでもない」

「何だよ、呼んどいてー」

ふふっと笑って、顔のあちこちに優しいキスが降ってくる。
あちこちの合間に唇にも落ちるが、どのキスとも同じで軽く触れるのみ。

羚汰が笑いながらするそのキスは、くすぐったくて、むずむずして、じれったい。
稜の口からも、笑い声が漏れる。

「りょーう」

今度は羚汰が呼ぶ。

「なぁに?」

今度はオデコとオデコが合わさる。

「「なんでもない!」」

2人で同時にそう言って、唇が重なる。

それから、今度は稜が羚汰の顔のあちこちにキスを落とし、そのまま上下が逆になる。

「もう目が覚めた?」

羚汰が稜の髪をかきあげるようにしてそう聞く。

「え?最初から、眠くないよ?」

「嘘ばっかり〜!」

羚汰が稜の脇を抱えてベッドに沈め、2人でベッドの中を笑いながら転げ回る。

「羚汰は?眠くないの?」

「ん?ぜーんぜん!夕方、爆睡したからね。朝までイケるよ、俺は」

目線は稜に合わせたまま、また指を絡めて、稜の指にキスをする。

「稜は、眠い?もう眠りたい?」

首を横に振る。

こんな素敵な場所で、もう眠るなんてなんだか勿体無い。

稜は手を伸ばし、体を少し起こして自分からキスをする。

2人でまた笑ってベッドになだれ込んだ。








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