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第52章 旅行 〜中編〜
「じゃあ、はい」

テーブルからお水を取って、グラスと引き換えに渡される。

「これ一本飲んだら、また飲んでいいから」

「えー。1本も多いよ」

差し出された水をぶーぶー言いながらも口に運ぶ。

「やばいな。飲ませるんじゃなかった...」

羚汰が何やらブツブツ言っていたが、向こうむいてるし小さい声であまり聞こえない。

水のボトルに蓋をして、ベッドの上に寝転がる。

天井は放射線になっていて、窓枠が沢山あるものの、星が綺麗に見える。

「羚汰、寝ころんで見るとホント凄いよ~」

「ちょ、稜、寝ないでよ?」

羚汰がベッドの上の物を慌てて片付ける。

「ほら、ここ、寝て」

「はいはい。酔っ払いめー」

沢山ある枕の真ん中の二つに、二人並んで寝転ぶ。

「ね、すごく綺麗でしょ」

「うん」

羚汰の寝転ぶ胸に引き寄せられ、抱きついて頭を載せる。

「素敵過ぎて、夢見てるみたい...」

羚汰の指がまだ乾ききってない稜の柔らかな髪を梳くように撫でる。

「なんかふわふわする」

羚汰が驚いて、顔を上げる。

「そんなに酔った?大丈夫?」

「違うよ。なんかベッド、すっごいふわふわじゃない?」

稜が体を動かして、ベッドの弾力を確かめる。

今二人でマンションで寝ている羚汰のベッドとは明らかに違う、体を包み込むような柔らかいベッドだ。

シーツの肌触りもすごく気持ちがいい。

ベッドメイキングされた上に寝転んでいたが、2人でめくって、シーツの間に潜り込む。

「うわ。すごい気持ちいい」

シーツの感触を楽しんでいると、いつの間にか全裸になった羚汰が稜のバスローブの腰紐を解いてくる。

「ふぇっ。ちょっとー」

「そう言われても、バスローブなんて着て寝ないから。そのままだとベッドまで濡れちゃうじゃん。ほら脱いで」

ローブを押さえていた手が外され、羚汰の指先がゆっくり這って脱がされてゆく。

「...そーゆーもの?」

「そーゆーもの。だって、洋画とか、みんなフツーに裸で寝てるじゃん?」

そうだけど。それは映画だからかとー。

羚汰の腕が腰に回され、背中にあるバスローブが引き抜かれる。
そのまま羚汰の唇が、稜の体の上を吐息と共にゆっくり移動する。

「...っ」

艶かしい一連の動きに、稜も吐息が漏れてしまう。
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