この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
NEXT 【完結】
第53章 旅行 〜後編〜
「羚汰っ、見て、雪が降ってる!」

窓の方へと近づこうとする腕が掴まれる。

「そんなこと言って逃げよーとしても無駄だよ」

「逃げてなんか...あっ」

後ろから回った指が稜の胸で踊り、うなじに舌が這う。
するすると片手が中心に降りてゆき、湿った茂みを進んでゆく。

「はぁっ、だって、朝から激しすぎっ」

昨晩はあれから、何度体を重ねたかわからない。
やっと眠りについて起きてからも、また羚汰がこの調子だ。

「んー。もう朝じゃないかもー」

雪が降っていて時間ははっきりわからないが、これだけ明るいのだ。もうお昼は近い。

「パターゴルフの、予約っ、はぁんっ?」

敷地内の施設で、昼からパターゴルフの予約を入れていた。

テニスやバスケットのコートもあるが、稜はどちらもできそうに無かったので、初心者でも出来そうなパターゴルフにした。

「この雪じゃ無理でしょ」

明け方から降り出したらしい雪が、はらはらと降っている。
積もるほどでもなさそうだが、外で遊ぶのは無理かもしれない。

「続きしろってことじゃね?」

入口を往復していた指が、ナカに差し入れられる。

「んっ、...はぁっ」

稜が体を反らせて、顔を羚汰に向けその首に手を掛ける。
顔が近づいて、吐息が混ざり合い、そのまま舌を交わす。

「外から、...丸見えじゃない?」

夜は気にならなかったが、流石に昼間はガラス張りなのが気になる。
雪が降って、一面白く光って眩しいぐらいだ。

「誰もいないよ。クマも冬眠ちゅー」

「んはぁあっ、...もっ、もうっ」

何度も体を跳ねるようにしてから、稜が前のめりに倒れてゆく。

「じゃ、次一緒にイクまで我慢出来たら、朝ご飯にしよっか」

仰向けになった稜に、羚汰が嬉しそうにゆっくり沈んでゆく。




結局、なにか食べ物を口に出来たのは、昼も過ぎた頃だった。

持ってきていたパンケーキの用意と、またまたいちごで、ストロベリーパンケーキ。

2人で並んでキッチンに立つ。
マンションのキッチンと違って、2人で動いてもそうそうぶつからない。

筈なのに、羚汰がまた背中に張り付いている。

「羚汰っ、邪魔〜!」

「今日はずっとこーしてたいの!!」

そう言って離れない。

3歳児か!とツッコミたい気持ちをぐっと押さえる。
/1240ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ