この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
NEXT 【完結】
第53章 旅行 〜後編〜
「んぁっ!」

稜の体がグラついて、ソファから落ちそうになってしまう。
慌てて抱きとめた羚汰が、稜の髪をさっきまで包んでいたバスタオルを絨毯に広げ、その上に稜を横たわらせる。

ちょうど暖炉の前で、映画と同じようなシチュエーションになる。

稜の頭を撫で、軽く柔らかいキスを交わしてから、ゆっくりおりてゆく。

いつもより確実にゆっくりと、肌に触れる指先は産毛を撫でるように。

その焦らすような動きに稜の体がこれ以上ないぐらい熱く高められ、やっとショーツが脱がされた頃には、そこはもうありえない程にぐっしょりと濡れていた。

「...はぁっ、...羚汰っ」

「すげー。ヤバイね」

羚汰の指先がやっと直に触れる。

そう思うだけで稜の体が反り返り、期待をして腰が動いてしまう。

やっと触れたと思った羚汰の指は、太もものあたりをゆっくり撫で回している。

「んっ...はぁ...」

「稜...動いてる」

「...っ、だってっ...」

蜜が溢れる場所と稜の好きな場所を柔らかく往復し、稜がその刺激に体をくねらせる。

「んふっ、...はぁっ...そこ」

「ここ」

柔らかかった指先の動きに、ほんの少し力が入って、稜の好きなポイントを攻める。

羚汰の顔が近づいて、キスを交わしながら、指が誘う快感に身を委ねる。

「んっ...んふっ、...あっ、ああっ!」

大きく伸びるように仰け反って果てると、羚汰の舌が首筋から這い上がって、まだ吐息を吐き続ける舌を絡めとる。

朦朧としたなかやっと呼吸を整え視界がクリアになると、羚汰がバスローブを脱ぎ捨てているのが目に入る。

ただ無造作に脱いでいるだけなのに、その素早い動きがスローモーションのように感じる。

暖炉の火で照らされた羚汰の体が彫刻のように美しく、落ち着いてゆっくりになってきた自分の呼吸が早まったのがわかる。

その体が近づいて肌に触れる。

肌と肌が柔らかく滑らかに擦れて、それだけで稜は気持ちが良くなってしまう。

「ん...」

胸から脇腹のあたりに舌を移動させながら、お尻から太ももを撫で回し、片膝を立てるように動かされる。
同じように両膝を立てると、目線を一度上げて稜を確認してからそこへ顔を沈ませる。

「...んはぁっ!」
/1240ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ