この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
NEXT 【完結】
第55章 スーツケースの秘密
「くしゅくしゅっとしてるけど、伸ばしたら私の肩ぐらいは余裕であったんだよ」

「マジで?見てみたい」

羚汰の反応に、少し戸惑う。

実は、持ってきているのだ。

というか、羚汰もルーズソックス世代かと思って、懐かしいかなと、スーツケースに入れて旅行に持って行っていた。

でも、ルーズソックスに馴染みがないなら、意味は無い。
時代錯誤が恥ずかしくなってくる。

「っ、残念ながら持って来てないよ。だって、ルーズソックスだけあってもね〜」

なんとか、なんとか誤魔化せた、と思う。

「ふーん」

少し探るような羚汰の声がしてドキドキするが、それ以上には聞いてこなかった。

「えー、じゃあ、女子高生じゃなかったら何がいいわけ?後何があるかなぁ。メイドか、CAとか?他に何があるかなぁ」

「...コスプレから離れようよ」

クリスマスの時のサンタの格好が好評で、バレンタインもーと期待されたので、考えたのが今回のそもそも始まりなのだ。

少し派手な設定になったが、それは旅行の時に使えなくて、ハードルが上がって、千夏や有希子にセリフなど色々付け加えられたりとかしてー、の結果だ。

ここまでの事になるとは思ってなかった。

「えー。そんな事言って。稜も好きでしょ?」

楽しそうに羚汰が笑って、つないだ手にキスを落とす。

「そんな、好きって程じゃ...」

「うっそ!俺の学ラン姿見て、ちょー盛り上がってたじゃん」

「...それは」

確かにそうだ。羚汰の学ラン姿にキュンキュン来て、その学ランのまま稜に襲いかかってきた時は、萌死ぬかと思った。
思い出しただけでも、体が熱くなる。

「好きなんじゃん、コスプレ」

羚汰がいつもと違う格好なのが、すごくドキドキした。

それとコスプレ好きとは違う気がするのだが、上手く説明出来そうにない。

考え込んでいると、羚汰が何かを思いついたのか、体を少し離してごそごそしている。

そちらを見てみると、さっきまで稜が着ていた白衣を着ている。

「!!」

「高崎さん、診察の時間ですよ」

裸に白衣とありえない格好だが、キリリとした表情に白衣が似合っていて、ドキッとしてしまう。

羚汰の指が稜の体をするすると撫で回し、太ももを引き寄せる。

「...あっ」

「じっくり調べますから、足を開いてー」

羚汰先生による、エロい診断が始まったー。
/1240ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ